台湾・台中「宝覚寺」は1927年日本統治時代に建てられた臨済宗妙心寺派のお寺なんです。
金色の笑う大仏様!台湾台中「宝覚寺」は日本人にもゆかりの深いお寺です。
本堂の老朽化を保護する形で、大きな石造りの「大雄寶殿」が作られました。
とにかく大きいです。
本堂の中をのぞいてみました。釈迦三尊です。そしてなぜか三体ともお釈迦さまでした?。
本堂右奥には黄金の大仏?一見すると、布袋様のようにもみえますが「弥勒菩薩」様です。
写真では、台座が写っておりませんが、「皆大歓喜」と書かれておりました。弥勒菩薩様に触れることで、福がもたらされると言われておりますが、高さが約30mだそうで、おなかや、立派なおへそに触れることができません。
「皆大歓喜とは」みんなが喜んでいられますように。。
すると、近くに小さな弥勒菩薩様が横たわっていたのでこちらを触り、福をいただいてきました。
実はこの「宝覚寺」は、台中に来たらば日本人として訪れておかないとならないと思う場所なんです。どうしても、本堂右側の弥勒菩薩様に目がいってしまいがちなんですが、左側には敗戦後、日本人が台湾を去ったあと供養する人もなく、残された遺骨が台湾中部に放置され、宝覚寺の住職である林錦東法師が、台湾中部地区から遺骨を集め宝覚寺に安置下さいました。(日本人の墓は2基)
こちらの墓は、北部と東部から集めた遺骨が埋葬されております。
写真右側には、強制的に南方の戦地に出征させられた台湾人や日本人として使命感を持ち、自ら出征した人の台湾人の慰霊塔です。慰霊塔の右側には「英魂観音亭」という観音堂です。
宝覚寺のブログ記事に書かれていた文章です。日本人に一番言ってほしい言葉は、ありがとう。ありがとう。あなた方が一緒に戦ってくれたおかげで、今の日本がある。国は違ってしまっても、あなた方を今も兄弟のように思っている。と。。。。
2016年11月12日(土曜)より岩波ホールにて「湾生回家」という台湾映画(日本語)が上映されます。
「湾生」とは1945年までの50年間、日本統治下の台湾で生まれた日本人をさします。
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