台湾の自然に触れて、一味違う台湾の旅を!
台湾は山が多く、実はとっても自然豊かな土地です。
今回は、象山から太魯閣国立公園まで、ハイキングブーツを履いて楽しめる素敵な山をご紹介します!
山と森に覆われた島、台湾は自然好きにとって絶対に訪れたい場所です。
広大な国立公園から壮大な山頂まで、ゆったりと散歩したり、少しハードな登山に挑戦したり、好みに合わせて楽しめます。
台湾は世界で高山の密度が世界で最も高く、海抜3,000mを超える山が286峰もあります。
一番高いのは玉山とも呼ばれる高さ3952mの山ですが、登山の経験が豊富な方以外は挑戦は無謀かもしれません。
台湾でのハイキングのしかたと場所について、知っておいた方がよいことを紹介します。
行く前に知っておくべきこと
台湾でのハイキング・登山旅行の前に知っておくべきことを紹介します。
オススメの時期は?
台湾でのハイキングに最適な季節は、3月〜5月と10月〜12月です。
暑かったり寒かったりするので、汗や寒さの影響を受けないように計画しましょう。
登山に際して、特別な許可はいる?
台湾の一部の山では、登山するために許可が必要です。
したがって、ハイキングを計画している場合は、訪問する許可があるかどうかを事前に確認することをおすすめします。
許可証がいるかどうかは、各山の国立公園または地方自治体のウェブサイト、または本ページ下部のお問い合わせからご確認ください。
Leave no Traceについて知っておいて!
Leave no Trace(LNT)はアメリカで始まった登山に対する考え方で、台湾林業局にも採用されています。
LNTは環境に有害と考えられる行動を最小限に抑えるための7つの原則で構成されています。
1.事前に計画して準備する
2.丈夫な場所での旅行とキャンプ
3.廃棄物を適切に処分する
4.見つけたものをそのまま残す
5.キャンプファイヤーの影響を最小限に抑える
6.野生生物を尊重する
7.他の訪問者に配慮する
台湾でのハイキングでは、環境を尊重し、登山道を維持して命を守るために、これらのルールに従うことが非常に重要です。
台湾でのハイキングに最適な山
1.象山
台北の信義区にあり、同名のMRT駅からも簡単にアクセスできます。
象山の短いハイキングトレイルからは、台湾のビジネスエリア・信義区が一望できます。
特に、台北101が綺麗に見える場所が記念撮影に人気です。
常には観光客で賑やかなトレイルで、特に週末は混み合う傾向があります。
傾斜が急な場所はありますが、ご紹介する中では難易度は最も低いと言えます。
階段を歩いている人が多いため、ゆっくりと歩けるでしょう。
2.七星山
台北の北投地区にある陽明山国立公園からアクセスできる七星山。
向かうときはハイキングブーツの着用をおすすめします。
休火山であり、市内で最も高い山で、海抜1,120 mにあります。
道はほぼすべて階段状になっていますが、予測不可能な天候に備え、十分な水を用意してください。
適度に勾配があり、山頂までは数時間かかりますが、山頂の景色はトレッキングに値します。
3.緑水歩道
太魯閣渓谷にある2kmの道である緑水歩道は、どなたでも楽しめる、よく整備されたハイキングルートです。
綠水地質景觀展示館から始まる横断歩道は、中部横貫公路を見下ろす崖に沿って進みます。
落石の恐れがわずかにありますが、太魯閣国立公園で無料でヘルメットの貸し出しが行われているので、必要な方は借りることをおすすめします。
キャンプがお好きな方は、この歩道沿いに公園の唯一のキャンプ場である合流露営区があるので、そちらでのキャンプを検討してみても。テント1つあたりNT$200の費用がかかります。
4.砂卡礑歩道
太魯閣渓谷のもう1つのハイキングトレイルである砂卡礑歩道には、砂卡礑川の澄んだ穏やかな流れの水などを特徴とした、美しい自然の風景が広がっています。
ルートの見どころは太魯閣族の村を通過することです(実際の村へ入ることは部外者には禁止されています)。
さまざまな地元の食べ物などを楽しむことができる小さな市場へ立ち寄ってみるのもおすすめです。
この歩道は往復に約2時間かかり、緑水歩道と同様に体力や装備に自信のない方でも
楽しめます。
5.眠月線
台湾南部の嘉義県の国立公園である阿里山国家風景区にある眠月線は、1999年に地震の被害により閉鎖された眠月鉄道にの線路を利用して作られた遊歩道です。
森に囲まれ、トンネルや古い鉄道線に沿って進む風景が非常にフォトジェニックで、広い年代から支持されています。
6.草嶺古道
草嶺古道は清王朝の間に作られ、かつて淡水と宜蘭を結ぶ唯一の陸路として機能していた道をベースにしています。
コースの長さは大里から福隆ビーチまでの10kmほど。
海岸線が見渡せるパノラマビューが有名で、天気が良ければ沖合の亀山島を写真に収めることも出来ます。
7.茶壷山
茶壷山のハイキングコースは金瓜石黄金博物館の敷地内から始まります。黄金博物館へは、台北駅から電車で瑞芳駅へ向かい、そこからバスでアクセスでアクセスするのがおすすめ。やや険しいコースなので、準備をしっかりして向かいましょう。
ハイキングの大部分は未舗装の道路で、名前の通りティーポットのような形をしています。歩道の大部分は直射日光が当たる形になっているため、夏場などは、日焼け止めや帽子などで対策しましょう。
8.錐麓古道
こちらもまた太魯閣国立公園のコース。錐麓古道は700mの高さがある峡谷のふちを進むルートです。
側面の壁は大理石で、その最も狭いポイントでは道幅はわずか90cmになります。手すりのない場所も多いので、安全には細心の注意を払いましょう。
また、こちらのトレイルに挑戦するには許可が必要です。
太魯閣国立公園のウェブサイトから申請できます。
9.合歓山
喜びの山としても知られる合歓山は、台湾で実際に雪が降る数少ない場所の1つです。
雪を楽しむために集まる観光客で、冬の間は非常に込み合います。
太魯閣国立公園の西側には、いくつかの登山ルートがありますが、最も簡単なのはこの合歓山(往復約45分)です。逆に一番難易度が高いのは合計で約8時間かかる西側のルートです。
10.雪山
台湾で最も美しい場所とも言われる雪山。
雪覇国家公園にある雪山は国内で2番目に高い山で、標高3,886mのため冬は非常に寒くなります。
初心者向けの登山道ではありません。
登山には異なる許可が必要な、さまざまな難易度のコースがあります。
登頂には数日間かかるので、途中でキャンプや小屋に滞在する必要があります。
雪山の見どころは、松の木と台湾の野生生物がいっぱいの黒い森、そしてもちろん雪です。
11.玉山 (玉山)
台湾で最も高い山です。
ただ、玉山はハイペースで登れば一日で登頂することも可能です。
玉山国立公園の阿里山国家風景区からそれほど遠くない場所にあり、登山の数か月前に許可証を申請する必要があります。
頂上からの日の出の景色がすばらしいことで評価が高い山です。
(本記事はTaiwan Sceneより転載許諾を得て翻訳・掲載しています。オリジナルのコンテンツはTaiwan Sceneにて掲載しています。)
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