生まれ変わった台南のランドマーク ”林百貨(ハヤシ百貨店)” 昭和7年12月5日開業

台湾南部

創立者は1883年生れ、山口県出身の林方一氏 開業直前に病で倒れ、ハヤシ百貨店の開業見ることなく昭和7年12月10日台北にて死去

現在の林百貨

林百貨外観2

1932年創業当時(Wikipediaより)右側は旧:日本勧業銀行台南支店(現:土地銀行)

臺南末廣町02

現在の土地銀行

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林百貨の屋上から見た土地銀行(ドーリア式の石柱がなんとギリシャ風)

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林百貨の話に戻りますが、今の「林百貨」は昔の木枠の窓や、エレベーターの場所、店内の間取りまでほとんど変わってないそうです。

そして、林百貨といえばエレベーターです。当時は制服姿のエレベーターガールがいたそうで、定員は12名でしたが、リニューアルした際に既存のガイドレールを保存するためにエレベーターのかご(人が乗るところ)を6名用にしたそうです。

林百貨エレベーター

階段の壁に円形の穴がありますが、これはエレベーターの空気穴

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1階は台湾各地の名産品が並んでおります。

林百貨1階

2階はデザイナーズブランドのグッズがあり、林百貨オリジナルグッズもあります。

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林百貨3

3階はファッションフロアー

林百貨店内1

4階は、カフェや本・骨董品のようなものがあります。

林百貨店内2

5階はレストランフロアです。写真の右上は1945年3月連合国軍によって台南史上最も激しい空爆を受けた傷跡です。

林百貨屋上店

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6階はエレベーター塔屋です。エレベーターシャフト内部の様子や動きを見ることができるのですが、現在立ち入ることはできません。

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屋上には「末広社」と称する、産業・商売繁盛の神様が祀られています。開業半年後に神社が完成しましたが、当時は一般公開されてなかったそうです。今の神社本堂は、空爆で壊され新しく造られたものですが、鳥居と黒い石は当時のものだそうです。台湾の商業建物に現存する唯一の屋上神社です。

林百貨屋上

戦後、防空軍備用として使用されていた時の銃の射撃台です。

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とてもレトロな林百貨です。次回はゆっくりカフェで歴史と文化を感じてみたい。。。

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林百貨店(ハヤシ百貨店)概要
1932年12月5日(日本統治時代)創立
1945年3月1日 連合国軍によって空爆を受ける
戦後建物は改修され台湾製塩工場、中華民国空軍および警官の派出所として利用さえていたが、その後空きビルとなってしまう。
1998年6月26日 古跡として認定
2010年1月 修復工事が始まる
2013年1月 修復が完成し創業当時の姿が再現された
2014年6月14日 特産品販売施設「林百貨」として開業

台鉄台南駅よりバスまたはタクシーにて約5~6分

林百貨公式ホームページ

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