この「台南バス小旅行」シリーズは、初めて台南を訪れる方や運転できない方が既存の公共交通機関を利用して、台南の有名な観光スポットを巡る日帰り旅行を簡単に計画できるようにすることを目的としています。台南の中心部まで車で移動する場合、しばしば駐車スペース探しに苦戦します。 公共バスを利用する場合、各観光地に行くためのバスが異なるため、様々な情報をチェックする必要があり、そのうえ時間の管理が難しいです。
台南二階建てバス – 台湾府城の中西部と安平地区を周遊
2024年、台南は「建城400年博覧会」という重要な瞬間を迎えます。 中西区と安平区は台南の重要な観光地であり、100年の歴史があるだけでなく、多くの重要な歴史的建造物が残っており、一つの街全体が大きな博物館であるようです!二階建て観光バスは定期運行なので、時間のプラン立てがしやすく、台南市の観光スポットに集中することができます。台南旅行の重要スポットが、このバスひとつで、すべて満喫できるのです。
台南観光バス時刻表:リンク
台南の中心地である台南駅から出発し、台南孔子廟や林百貨店、赤崁楼など、さまざまな観光スポットをガイドの説明とともに巡ることができます。もし国華街のグルメを味わいたいなら、神農街駅で下車するといいです。 各観光スポット間の距離はそれほど遠くないので、T-BIKEで中西区をまわることもおすすめします。
観光バス乗車場所:704台南市北區北門路二段3號
観光バスで回れるスポットは非常に多く、1日では回りきれません。安平区の億載金城、徳陽艦園区、林默娘公園などでは、夕暮れ時の風景がとてもきれいです。中西区と安平区で、それぞれ1日ずつ過ごし、1泊2日の旅をアレンジするのもいいでしょう。ツアーバスには2日券があるので、2日以上遊びたい方はこちらもおすすめです。さらに、チケットの有効期限内は台南市内のすべてのバスに無料で乗り換えられるため、途中で他のバスに乗って別の観光スポットに行くこともでき、自由度の高い旅行となります。
その他の徳陽艦園区の観光スポット:安平定情碼頭-徳陽艦園区
台南グルメ:台南のローカルな朝食マップ
塩を探しに|佳里の興南客運バスターミナルから青2バスを
台南には製塩業の痕跡が数多く残っており、七股塩山や台南夕遊出張所、旧英商德記洋行などの歴史的痕跡は、塩がどのように作られ、どのように貿易されていたかを物語ります。井仔脚瓦盤塩田はかつての風景を残しており、塩田の中央に積まれた白い丘は、遠くから見ると小さな雪山のようです。日が沈む際に小さな塩山に太陽の光があたる様子は、めったに見られない絶景です。
台北からお越しの場合は、高速鉄道で嘉義駅まで行き、オレンジ9のバスに乗り換え、佳里まで行き、青2のバスで井仔脚駅まで行くことをおすすめします。台南駅からお越しの場合は、青のバスで佳里興南バスターミナルまで行くことができます。
青2バスの運行本数は一時間に一本程度なので、井仔脚には50分ほど滞在し、次の北門区役所行きのバスに乗るように計画するといいです。出発前にバスの時刻表を確認し、滞在時間を決めておくと、スムーズな旅行となります。
もし井仔脚の塩田に落ちる夕日を楽しみたいのであれば、北門と井仔脚の順番を入れ替えるといいです。これまで、井仔脚の塩田は朝か午後の鑑賞が最適でしたが、2022年の7〜8月に初めて、プロジェクションマッピングによって、塩田の美しさを夕方まで延ばしました。科学技術と芸術の力を応用し、塩田に一風変わった容貌を与えました。
塩の宇宙を探検|佳里興南バスターミナルから青20バスに乗る
青20バスは、青色のバス路線の支線です。嘉里を起点にしており、道中では龍山里で竹イカダに乗って無人島まで行くことができます。さらに、帰りには焼き牡蠣をお腹いっぱい食べることができ、海鮮好きにはたまらない体験となります。
(詳しい旅程はこちらをご参考に:無人島の旅)
牡蠣が苦手な方は七股ビジターセンターで下車し、七股塩山と台湾塩博物館までゆっくり散歩したり(徒歩で約10分)、七股塩山駅で下車し、塩でできた巨大な塩山を鑑賞したりすることもできます。
なお、青20バスは13:00~16:00の間に運行がないため、塩山で長居したくない場合は、13:00発のバスで將軍漁港に行き、魚の競りを見る、もしくは、16:00発のバスで將軍漁港まで行き、海鮮料理を食べ、馬沙溝で美しい夕日を楽しむこともできます。
ほかにも、6日間の旅行であれば、台南駅から99番の安平台江線のバス(2022年11月時点では休日のみ運行)に乗れば、台南駅、安平、四草大衆廟、龍山里、七股塩山を一本のバスで全て楽しむことができます。
七股塩山の周辺スポット:海外にいるような気分が味わえる台南スポット
玉井季節限定のグリーンマンゴー特別観光ルート|玉井行きのオレンジ線とグリーン線
玉井の主なバス路線は2つあり、ひとつは佳里駅から終点の玉井駅まで行くオレンジ線、もうひとつは台南駅または新営駅から玉井駅まで行くグリーン線です。 どちらの路線でも、バスの色がマンゴーの色に似ています。というのも、グリーンマンゴーは特別な特産品なのです。
さらに特別なのは、オレンジ線の一部が電気バスになったことです。ガソリンで走る一般のバスとは違う体験ができます。最大の違いは、速度を落としたり、待ったりしているときに強い揺れをほぼ感じないことで、乗り物酔いしやすい人にとても喜ばしいことです。
さらに多くのオレンジ線関連のスポットを紹介:
台南バス旅行|麻豆大腹翁線で美食を
台南文旦の収穫体験|台湾柑橘フルーツの故郷へようこそ
台南おすすめの鶏料理屋さん
原文:南漂媳婦-小夏
出典: