ノスタルジック老街６選。次の台湾旅で訪ねたい台北近郊３コース

皆さんは、台湾の「老街（ラオジエ）」を訪れたことはありますか。

「老街」は台湾の伝統的な姿を色濃く残す街並みのこと。台湾人にも人気のスポットとなっています。

今回は台北から比較的アクセスの良い６つの老街をふくむ、３つのコースをご紹介します。レトロな街並みやご当地グルメなど、地域それぞれの個性を楽しんでください。

コース① ｜淡水老街〜金山老街

淡水老街
（画像出典：新北市觀光旅遊網）

「淡水老街」には訪れたことがある方も多いのではないでしょうか。港に隣接するこの大きな老街は、台北市内から地下鉄（MRT）一本で行くことができ、伝統グルメを味わうこともできます。

まず淡水駅に着いたら、景色を見ながら淡水河沿いを散歩してみましょう。

淡水老街のおすすめグルメ

■炸蝦捲｜海老のすり身揚げ｜
廟（お寺）の前のお店がおすすめです。カラッと揚がった食感がやみつきになります。

■炸花枝丸｜揚げいか団子｜
「炸蝦捲」のお店の横の通りを進んでください。一串の価格はNT$15ほどです。

■烤魷魚｜いか焼き｜
バスケットボールマシンの隣のお店。食べやすい大きさにカットしてもらうことも可能。

■半坪屋糯米腸｜半坪屋餅米ソーセージ｜
推しの一品。小さいお店ですが、行列が絶えない名店なので試す価値あり。

■阿給魚丸｜お揚げとつみれ｜
今も昔も変わらぬ味を守り続けている老舗。看板メニューはシンプルにして絶妙なお味。

旧清朝英国領事館
（画像出典：新北市觀光旅遊網）

夜になると通りにはメロウな音楽が流れるなど、雰囲気ががらりと変わります。

領事館付近の「領事館カフェ」や「墨尼尼義大利餐廳（MONINI イタリアレストラン）」などは、落ち着いた雰囲気の中、レベルの高いサービスを受けられるので会食やお祝い事にもぴったりです。

次にバスなどを利用して、台湾北部の海辺の街「金山老街」へ向かいましょう。

金山老街
（画像出典：新北市觀光旅遊網）

金山老街のおすすめグルメ

■廟口鴨肉｜鴨肉料理｜
金山必食グルメの「鴨肉」はいつも飛ぶように売れています。価格は非常に良心的で、特製だれのかかった鴨肉は、歯ごたえも良く絶品です。
（画像出典：新北市觀光旅遊網）

■獅子林餅舖｜獅子林菓子店｜
金山老街で有名な特産品店。「一口蔴荖（米揚げ菓子）」と「一口酥（パイナップルケーキ）」が人気です。

■拔絲地瓜｜大学芋｜
大学芋を売るお店は少なくなりましたが、こちらは懐かしい味を守り続けています。

コース② ｜十分老街〜平溪老街

次は、ローカル線で人気の平渓線周辺の老街をご紹介します。

まずはランタン上げで有名な「十分老街」ですが、この街には数多くのグルメ店が並びます。なかでも「榕樹下米粉湯」はとても有名で、いつも混み合っていますが、台湾人好みのメニューが揃っているので、お時間のある方はぜひ立ち寄ってみてください。

十分老街
（画像出典：新北市觀光旅遊網）

もしかして十分老街からそのまま帰っていませんか？　それはとても勿体ないこと。
少し散策するだけで、美しい「十分瀑布」が姿を現しますよ。

瀑布の近くまで進むと、付近は霧に包まれ、あたかも陶淵明の『桃源郷記』の世界。その壮観さに魅了されること間違いなしです。

十分瀑布
（画像出典：新北市觀光旅遊網）

次は十分老街から「平溪老街」に移動して、ランタン上げをしましょう。

ランタン上げはたしかに十分老街が有名ですが、じつは平溪老街の方が十分エリアよりも空いているので、ゆっくりとランタン上げを楽しみたい人達の穴場となっているのです。

思い思いの願いごとを書いて、ランタンを上げてみましょう
（画像出典：新北市觀光旅遊網）

平溪老街
（画像出典：新北市觀光旅遊網）

平溪老街では、花生捲冰淇淋（ピーナッツとアイスのクレープ）がとくに人気。近年、各地の老街でも見かけるようになりましたが、やはり平溪のものが美味しいと思います。

■平溪橋頭花生捲冰淇淋｜平溪橋頭ピーナッツとアイスのクレープ｜
アイスは甘さ控えめで、ピーナッツの味も濃厚。つぶつぶ感もしっかり楽しめます。

コース③ ｜鶯歌老街〜深坑老街

最後はマニアックな個性が光るコースをご紹介します。

まずは陶器の街「鶯歌老街」。台湾茶藝が好きな方はすでにご存知かもしれませんね。台北から30分程度で訪れることができるので、気軽にプチトリップが体験できます。

鶯歌老街では卸価格の掘り出しものから貴重な逸品まで、あらゆる陶器が販売されています。私もつい来るたびに茶器を買い足してしまいます。また陶芸教室なども開かれているので、自分のセンスで作品を作ってみるのも良いかもしれません。