公館エリアの古本屋&本屋散歩

台湾暮らし

台湾イチの学生街・公館エリアの特徴は、とにかく本屋がたくさんあること。
テーマに沿った個人経営系の本屋や、台湾中から古本が集まってきたような大きな古本屋まで、いくら散歩しても飽きることがありません。
今回は元・台湾大学の留学生だったライターの目線から公館エリアのおすすめ本屋さんと古本屋さんを厳選してご紹介します!

留学生活と読書

「学生生活」と「本を読むこと」は切っても切れない関係。

図書館の本を読むのもいいけれど、街でふらりと出会った本を買ってみて返却期限や傷めてしまうことを気にせずにじっくり「自分のもの」として読むのは、本の値段に関係なく格別の贅沢なのではないでしょうか。

今回は台湾大学のお膝元、台湾一の学生街・公館エリアで、放課後にふらりと立ち寄って文学青年気分に浸れる古本屋さん・本屋さんを紹介します。

胡思二手書 公館店

公館の有名なタピオカミルク屋さん「陳三鼎」 の向かいの通りを少し入ったところに入口がある古本屋さん。

「二手書」は「古本」の意味。日本語の「古本」よりも英語Second handに近いのが面白いですね。

お店は二階なので、この階段を上がっていきます。

階段のある通路には所狭しと台北市内の文芸や学問に関するイベントの告知が貼ってあって、週末何をするか迷った時の情報蒐集にも。

日本語書籍も充実。胡思二手書の日本語書籍は文庫本が多い印象を受けます。

わたしは長く台湾にいると、日本語で紙の本を読むことに飢えてきてしまって、そんな時はよくここから適当に小説などを調達していました。

ここで入手した本の中でお気に入りは「シャボテンの楽しみ方」という本で、調べてみたら1962年の出版なので驚きました。

日本のアマゾンだと現在3900円代からの出品になっているこの本、わたしはここで40元(約147円)で買いました。

店内には席数は多くないけれど喫茶が付いていて、コーヒーを飲みながらじっくり読書に浸ることもできます。

士林にもお店があるので、生活圏にあればぜひそちらも利用してみてください!

胡思二手書

台北市中正區羅斯福路三段308-1號2樓

02-8861-5828

12:00~22:00

サイト

茉莉二手書店 台大店

2件目の古本屋さんはこちら、公館の表通りからaimerfeelとTHE FACE SHOPの間の細い路地を通ったところにある茉莉二手書店。

木材を使ってオシャレに作られた外観が素敵です。

どうやら近くでご飯をもらっているみたいでよく猫が見られるので、足を運ぶときはつい猫がいないか期待してしまいます。

店内は広々としていて、雑誌のバックナンバーなどの在庫も豊富。漫画の置いてあるエリアには、なんと靴を脱いで入る仕組みになっています。時間帯によっては、みんなのんびり本を読んでいてとってもいい雰囲気。

こちらも日本語書籍の在庫があります。

ちなみに、台湾の古本屋の日本語書籍コーナーで私が大好きなのは、並んでいる本たちから売っていった人がどんな人か想像すること。

台湾に住んでいる日本人が帰国時などにまとめて蔵書を売っていくことが多いのか、本棚をじっくり見ていると元の持ち主のストーリーが見えてきます。

ちなみに今回の取材時の日本語本棚は、「小悪魔な女になる方法」「ホスト王のその気にさせる心理戦術」「女の仕掛け」など。

うーん、濃厚な林森北路(日本人向けのバーが立ち並ぶ台北の中山区のエリア)のかおり…。

ちなみに、こちらの茉莉二手書店にもお茶が飲めるテーブルが。こちらのコーヒーは店内の機械でセルフで淹れる式で、一杯30元。

師範大学の方にも1店舗と、この台大店から徒歩圏内に中古CD・DVDを専門に扱う影音館もあるので、映画や音楽の好きな方はぜひそちらもチェックしてくださいね。

茉莉二手書店

100台北市中正區羅斯福路四段40巷2號1樓

02-2369-2780

12:00~22:00

サイト

誠品書店 台大店

台湾最大の書店チェーン・誠品も台湾大学の正門すぐ近くに店舗を構えています。

こちらは古本ではない普通の本屋さん。話題の本や、最新号の雑誌が欲しければここに向かっていました。

店内も誠品らしくスッキリした印象。

二階は文具と雑誌のフロアで、日本のファッション雑誌が日本語でそのまま手に入ります。日本の雑誌だけでなく、ヨーロッパなどの雑誌も輸入されているので、何かインスピレーションがほしいな、と思った時によく覗いていました。

地下は参考書や学術書のエリア。英語に対応した中国語の教科書なども販売しているので、留学生の自習用にも。

わたしはここで台湾語のテキストを購入しました。

誠品書店 台大店

臺北市新生南路三段98號B1~3F

02-2362-6132

10:00~23:00

サイト

まとめ

今回紹介した三件以外にも、公館エリアには茉莉二手書店に似た文学的雰囲気の「雅博客台大店」や、サブカル系の雑誌に強い輸入本屋さん「雜誌瘋台大店」などの魅力的な本屋さん・古本屋さんがたくさん。

授業の後にふらふら散歩して文化的な気分を味わうには最高のエリアです。

皆様も、台湾でちょっと読書がしたい気分になった日は、ぜひ読みたい本が見つかるまで歩き回ってみてください。

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