台北の街中でやたら見かける黄色い自転車、知っていますか? あの黄色い自転車は「YouBike」、台北市&新北市の市街地に展開している、コミニュティレンタルサイクルです。 使ってみたいけど登録がわからないし…と思っていませんか? SIMフリーのスマホと台湾の電話番号付きのSIMさえあれば、数日間の旅行でもYouBikeはとっても簡単に利用できます。今回はその登録方法をご紹介します!
①空港で「電話機能付き」のSIMカードを購入する
台湾に降り立ったら、まずはSIMカードを購入しましょう。ここで確認するべきなのは、
1 自分の携帯がSIMフリーかどうか
2 購入するSIMカードは電話機能が付いているか
の二点。携帯がSIMフリーでない場合は、残念ながら今回紹介する方法は使えません…。
その場合はクレジットカードを使って登録します。
SIMフリーの携帯にSIMカードが無事に買えた場合は、店員さんから電話番号の書いてある紙を渡してもらえます。
今回は出張で台湾に来ていたので、5日間使えてNT$50分の無料通話もついたタイプを中華電信という通信会社さんのカウンターでNT$300(約1,110円)で購入しました。
この090から始まる番号が今回の電話番号です。この紙をなくすと確認に少し手間取るので、大切に保管するか、スマホで写真をとって無くしても大丈夫なように記録することをお勧めします。
②悠遊卡(悠遊カード)を用意する
悠遊カードは台湾のメジャーな交通系ICカード。駅やコンビニで購入できます。
オススメは空港や市内のコンビニで購入すること。キャラクターものの柄がたくさんあって、楽しく選べます。数日間の旅行なら、日数分×NT$100くらいチャージしておけばいいと思います。余ったらコンビニなどで使えます。
③市内で乗りたいステーション&降りたいステーションを探す
YouBikeは専用のアプリが公式のものもそうでないものも色々あるのですが、私はインストールが面倒&使い心地がしっくりくるものが無いという理由で、Googleマップの検索機能でいつも探しています。
調べたい場所を中心に「YouBike」で検索すると、近くのステーションが表示されます。
専用アプリを入れていると現在ステーションに何台あって空きはあるのか、などの情報が表示されるのですが、私の生活範囲ではあまり必要ありませんでした。
朝の台湾大学前の公館駅と台電大樓駅はよく一台も無くなったりしていたのですが、そんな人気のステーションは1、2分立って待っていれば空きができたり返す人が来たりするので、呑気に待てば大丈夫です。
YouBikeのステーションは、台北市と新北市だけで現在938カ所。台中市にも多く展開しています。
③ステーションに行き、機械を探す
早速YouBikeステーションまでやって来ました!
ステーションには写真のような形の機械があるので、それを探します。この機械で、電話番号と悠遊カードを結びつけて、悠遊カードでYouBikeに乗れるように登録をします。
④電話番号とカードを登録する
ここまで来たら、YouBikeを借りて台北の街を自由自在に疾走できるまであと一歩です!
画像多めで解説していきます。
トップメニューから、「我要租車(自転車を借りたいです)」を選択。英語の方がわかりやすければ、ここで英語を選ぶこともできます。
「加入會員(会員になる)」を選択。もし携帯がSIMフリーではなくて、台湾の携帯番号が入手できない場合は「單次租車(シングルレンタル)」を選んで、クレジットカードを登録して乗ることもできます。毎回登録しなくてはならないのでやや不便です。
確認事項が表示されるので、(できれば)さっと目を通してから「確定」で先に進みます。
ここで、用意した電話番号を聞かれます!SIMカードを買ったときに教えてもらった電話番号を入力しましょう。
電話番号を入力すると、その番号にSMSで確認コードが送信されます。
携帯を取り出して、SMSからコードをチェックしましょう!
この場合は3086がコードです。
確認コードを入力すると、今度はYouBike関連のサービスにログインする際に必要になるパスワードの設定画面が出てきます。自分の好きな任意のパスワードを設定すればOKです。以降、履歴が見たいときや登録カードを増やしたいときはこのパスワードと電話番号でログインできます。
登録するカードの種類を選びます。
悠遊カードの他にも、高雄などで主に使われている一卡通というカードも登録できます。
カードの裏面の番号を入力して登録することもできますが、「感應卡片(カードをタッチする)」を選択すると、一瞬で登録ができます。この、新しいカードに命を授けるような瞬間がなんともSFチックで好きです。
これでカードの登録が完了しました!
⑤自転車を借りる&返す!
カードの登録ができたら、いよいよ自転車を借ります。
乗る前に、サドルの高さが自分にあっていそうなものや状態が綺麗で問題なく走れそうなものを選びます。
サドルが高すぎたり低すぎたりしたら、この黒いネジで調節できます。
ちなみに、たまにサドルが後ろを向いているものがあるのですが、それは「この自転車は何か問題があって使えないよ」の合図。無理にサドルの向きを直して走り出してしまうとあとで困ったことになってしまいます。
自転車の列の真ん中にある、この機械部分にカードをタッチします。
「感應區(カード感知エリア)」が左右それぞれにあるので、確認しましょう。 緑のランプが「刷卡」から「取車」になったら自転車を引っこ抜けます。
返すときもタッチが必要なので、忘れずに。返すときは引かれた金額が見られます。今回は台北市内を約1.8キロ、30分行かないくらい乗ってたったのNT$5(約18円)でした!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
台湾のコミュニティレンタルサイクルYouBikeの登録が、悠遊カードと電話番号さえあれば難なくできることが伝わったと思います。
晴れた日の台北を自転車で疾走するのは本当に気持ちがいいし、ちょっとしたお出かけや観光にもあるととっても便利なので、ぜひ活用してみてください。
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