国立台湾大学留学記(交換留学・祖母宅暮らし)

留学
国立台湾大学大学外文系・国立台湾大学語言中心への一年間の留学記です。 大学での部活動の様子や、ホームステイ的な台湾生活などを詳しく語って頂きました! 台湾の家庭料理の写真や大学での野球についてなど、盛りだくさんの情報をお届けします。

プロフィール

・名前  Y.N

礁溪にあるインスタ映え宿で年越しした時の写真です。


・年齢  
22

・留学時の学年  大学2年夏〜3年夏

・留学先の学校・学部(コース)名  
  国立台湾大学語言中心 常季課程 
  国立台湾大学 外文系1年
  (台湾大学の授業を受けながら、大学付属の語学学校に通えるコースでした)

・留学期間  2017年8月〜2018年7月

留学の動機

・中国語を学ぼうと思ったきっかけは何ですか?

母親が台湾人だったことがきっかけです。
元から中国語が話せるのでは?と思われがちですが、日本で育ってきたのでそんなことはありませんでした。
家庭内でも日本語しか使わなかったので、自分がハーフであることを忘れるほどでした。

大学では第二外国語が必修だったため、この機会に中国語をちゃんと学び直そうと考えました。

 

・留学先に台湾を選んだ理由を教えてください!

3つあります!

・南国が好き

暑いのは苦手ですが、南国の開放的な雰囲気が好きなので留学はあったかいところがいいなと思っていました。

・食べ物が安くて美味しい

「食」は私の生きがいの一つだったので、安くて美味しい食べ物がたくさんある台湾はとても魅力的でした。実際、天国でした。

・野球ができる

野球を理由にあげるのは珍しいかもしれません(笑)

自分が日本で野球をしていたので続けたかったことが大きいですが、野球でなくとも、現地の人と共通の趣味を持つことができる国というのは一つの基準になると思います!
共通の趣味があると会話も弾みます!

母親の実家が台北にあったことが一番大きな理由ですが…(笑)

留学の準備について

・通っていた学校を選んだ理由は何ですか?

その国の1番レベルの高い大学であれば、いろんな人に出会えると思いました。自身の見聞を広めることも目的の一つでした。

交通がとても便利なことも理由の一部です。
授業が終わった後、バスに乗ってふらっと観光に行けました。

 

・留学の手配はどのようにしましたか?

大学の留学センターを通して行いました。

ただ、ビザ申請やそのための健康診断、現地についてからの手続きなどいろいろ自分で行う必要があったので、同じ大学から台湾へ留学する人たちと情報交換していました。

互いにリマインドしあえるので結構大事です。今でも仲良くさせてもらっています。

 

・留学にかかった費用はどれくらいでしたか?

語学学校のみの費用だと、秋、冬、春タームをそれぞれ受講して(9月頭〜5月末)、合計約114,100元=約40万円です。
ターム間は1週間から10日間ほどの休みがあります。
私が行った語学学校は質が良いと言われているぶん授業料がやや高めで、もっと安い学校もあります。

実際は他に台湾大学へ払う費用、寮に住む場合は寮費、食費などがあるので、150万円くらい必要だったかもしれません。

留学中の生活紹介

・留学中の一日(学校がある日)のスケジュール

07:15〜08:00 起床・朝食(遅くなったら通学途中で買い、授業間に食べる)

08:00〜08:20 バス10分+自転車5分の通学

08:20〜11:10 語学の授業

11:10〜15:00 友達とお昼ご飯+宿題

15:30〜17:20 台湾大学の授業

17:20〜18:20 夜御飯

18:30〜21:00 女子野球部練習

21:00〜22:00 大学近くのかき氷を食べに行ったり、行かなかったり。

22:00〜 帰宅してフリータイム

24:00〜 就寝

これは結構忙しい日のスケジュールなので、大学の授業がない日はもう少し時間に余裕があります。

何回もリピートしていた大学近くのかき氷屋さんです。

 

・留学中の住居スタイルを教えてください!

新北市永和区にある母の実家で、祖父母と暮らしていました。
大学の最寄り「公館」までは、バスで10分〜15分程でした。

バス停は家の目の前で、MRTでは「頂溪」という駅が一番近かったです。
台北はバスも便利なので、自分で物件を探す方は駅近にこだわらずバス通学も視野に入れると、より安いところが見つかると思います。

ちなみにバスは一般料金15元、高くても30元で乗れます。日本円で60円〜120円ほどです。


アプリを使うとバスがあと何分で来るか分かるため便利です!

・部活やサークル、できるビザの場合はアルバイトなど、授業以外ではどんな活動に参加していましたか?

台湾大学にある女子ソフトボール部(兼女子野球部)に参加していました。
週に3日ほど練習があり、長期休みには学校で合宿を行いました。

授業以外に、他の現地のコミュニティに属すと、中国語のレベルがぐんと上がると思います。
特にリスニングは、みんながものすごい速度で喋るので、強制的に鍛えられます。

仲の良い友達もできるのでオススメです!
交換留学生でなくとも、大学のサークルには入れると思います。

日本の大学と同じように、 入学時期の9月は新歓イベントがたくさんあるので、
いろいろ覗くと楽しいです。

こちらは大学の新歓の様子です、お昼になるとこの5倍くらいの人の量になります。

 

・毎日の食事はどうしていましたか?お気に入りのご飯屋さんなどぜひ教えてください!

夜ご飯は祖母が用意してくれることが多かったですが、朝食や昼食はよく外で食べていました!


写真は朝5時からやっている豆乳屋さんです。
家の近くにある豆乳屋さんはたくさんお世話になりました。
大学近くの火鍋屋さんは、冬の夜ご飯の定番でした!

一人サイズの火鍋は学生に大人気で、いつも並んでいました。


家庭で出す料理と、屋台で食べる料理はかなり違ってくるので、ホームステイを検討している方は両方楽しめて良いと思います!

旧正月で出された家庭料理です。

 

・留学中に困ったことや、または嬉しかったこと・楽しかったことなど、何か一つ印象的なエピソードを教えてください!

部活のみんなと宜蘭に旅行したことです。
宜蘭は語学学校のスタディートリップで行く予定でしたが、当日私が寝坊して行けず…(笑)
部活の皆に話したところ、めちゃくちゃ笑い話にされましたが、毎年冬に行う旅行の行き先を宜蘭にしてくれました!

コテージに泊まって、牧場に行ったり夜市に行ったり、中国語しりとりで泣きそうになったり(ピンイン力が問われます)、思い出深いです。

これから留学しようか迷っている人にメッセージ

・台湾に留学して良かったこと

台湾は本当にとてもいいところです。
普段忙しく、心に余裕が無くなりがちな人ほどオススメします。

台北の中心は東京に近い雰囲気もありますが、どこかのんびりとした空気は南国っぽいなあと思います。

出会った台湾人は親切な方ばかりで、それも良かったですが、語学を学びながら、いろんな外国人の人とお話しできるのも楽しいです。

ゴキブリが飛んでいたり、たまに死ぬほど暑かったりしますが、さしひいても最高です。

台湾のカッパドキアと呼ばれる野柳。どこか異世界に来た気分になります。

 

・留学前に準備しておけば良かったと思うこと

英語の勉強です。
全くできないわけではありませんでしたが、やっぱり使える程コミュニケーションの幅が広がると思います。

あと、これはしておいて良かったことですが、台湾人の歴史的な背景・現在の政治状況について学ぶことです。台湾は国としての事情が少し複雑なので、そういったことを頭に入れておくとコミュニケーションが円滑になると思います。大学の授業を取っていたことが大きいですが、政治の話もよく出てきたので。

 

・台湾で生活するコツ・考え方のアドバイス

思い切ってチャレンジすること!

中国語がうまくできなくても、言語交換をはじめいろいろなイベントがあるので、行ってみると意外と楽しいです。
台湾ではFacebookが主流なので、そこでいろいろ検索すると良いと思います。

 

・留学中にもっとしておけば良かったと思うこと

旅行です。
部活に参加しすぎて(笑)学校中心の生活でした。
離島に行きたかったのと、台湾以外の国にも行けたら良かったなと思います。
日本から飛ぶより安く済みます。

台湾大学のグラウンド。

 

・帰国後の台湾との関わり方

豆花屋さんで働いて台湾人と仲良くなったり、中国語を用いて翻訳の仕事をしたり、いろいろと今の生活に繋がっています。
台湾の女子野球部を日本に呼んで、自分の大学のチームと交流試合を行ったりもしました!

せっかく身についた語学の力なので、落とさないように毎日何か中国語のメディアに触れています。

大好きな豆花というスイーツ。大好きすぎて、豆花の論文を書きました(笑)

 

・これから留学を考えている人へのメッセージ

留学はもちろん文化や言語の壁がある分大変なことも多いですが、楽しいことでいっぱいです!

もし悩んでいる人がいたら、一人で悩まずに、エージェントや先輩を頼って色んなお話を聞いてみるといいと思います!
「困ったら誰かに相談」は、留学中も鉄則です!

 
 
 
 
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