台湾留学をしたいあなたに 学校選びの心得

留学

留学先を決める際に、一番重要なポイントは何でしょうか。
学校には学費、授業内容、生徒の傾向など様々な要素があり、皆さんそれぞれの希望条件があると思います。
台湾に一年間留学していた筆者の目線から、留学先を決める際に考えるべき条件や要素についてまとめてみました。

まず決めなくてはいけないのは留学先の営業形態のタイプについてです。主に以下の三つの選択肢があります。

1.大学付属の語学センター

 

 

 

 

 

 

 

 

「〇〇大学語文中心」「華語中心」といった名前のものがこれにあたります。台湾留学で留学先に選ぶ人が一番多いのがこのタイプです。学校によっては寮があったり、その大学の日本語専攻の学生がチューターについてくれたりすることもあります。学生ビザが発行できるのはこの大学付属の語学センターだけなので、学生ビザが欲しい場合はこちらを選択するべきです。師範大学、台湾大学のような人気校は留学生の人数も多いので、留学生の知り合いも増えます。

2.民間の語学学校

 

 

 

 

(画像出典:國語日報)

大学の語学学校のようにビザは発行されませんが、民間の運営している語学学校という選択肢もあります。大学とは違って塾のような形式で、授業時間にも全く制限がないので、よく探せば自分の思った通りのカリキュラムを組んで学習することができます。

有名なところだとTaipei Language Instituteという私立の塾や、国語日報語文中心という新聞社の作った語学スクールが人気です。仕事などがあって夜の遅い時間や朝早い時間だけしか授業に来られない場合はこちらを活用することが多いです。

3.学校以外の選択肢

「学校選び」と書いたものの、中国語を台湾で勉強するという目的を叶えるだけなら「学校」という形式にこだわる必要はないのかもしれません。例えばひたすら言語交換の相手を探してみるやり方や、日台の交流会のようなイベントに参加してみるなど、自分で自分なりの学習の道を開拓するのも一つの方法です。ただ、初心者で体系的な学習がしたいのならば、学校に行くという形をとる方がおすすめです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学校選びのポイント

学校を決める際にチェックするポイントについてまとめてみました。

自分ではよく検討したつもりでも、入学してみると思いもよらないメリットやデメリットが見えてくることがあります。自分の行きたい学校の条件についてしっかり考えてみましょう。

1.台北or台北以外

まずは台湾で一番大きな都市・台北の学校に通うか、他地方の学校に通うかという選択。

台北の学校のメリット:とにかく便利。日本から友達や家族が来る場合も遊びに行きやすく、台湾の中心で生活したという経験も得られる。

台北以外の学校のメリット:生活費が安い。台北では得られない、ディープな台湾を知ることができる。留学生が少なく、より地元の学生と交流が深められるかも。

2.学費

前述した地域の要素も含めて、学校によって学費もかなり差があります。

学費が安い学校のメリット:低予算で留学できる。余ったお金を住むところのグレードアップに使ったり、交際費や休暇中の旅行費に充てることができる。

学費が高い学校のメリット:クラスメイトがその学費を払うことができる層になるので、やる気があって質が高い。一概には言えないが、学校設備や授業内容が上質になる。

3.立地・交通アクセス

駅近な学校ばかりが良い、というわけでもありません。

交通アクセスが便利な学校のメリット:学校の寮以外に住む場合は通いやすい。放課後に遊びに行くのにも便利。

交通アクセスが不便な学校でも期待できるメリット:キャンパス内で設備が完結している。学校内での学びに集中しやすい。

4.日本人留学生が多いかどうか

一緒に学ぶ留学生がどんな人たちかも気になりますよね。

日本人留学生が多いメリット:当然ながら日本人の知り合いができるので、気軽に日本語で会話ができる。日本に帰ってからも、「同じ時期に台湾に留学していた日本人」というコミュニティが意外と助けになる。

日本人が少ないメリット:完全に中国語だけで会話できる。世界中に知り合いができる。中国語レベルが中級以下の場合は、クラスメイトと英語でコミュニケーションを取ることも少なくないので、英語の練習にもなる。

また、知名度が高い学校の場合は台湾での就職などを考えている場合はアピールポイントにもなります。

まとめ

台湾留学のための学校選びの心得、いかがでしたでしょうか。

この他にも、日本語学科があるかどうか(=日本に興味のある学生と交流しやすい)、本科生と同じキャンパスか、地域の年中の気候はどうかなど、チェックポイントは上げていくとキリがありません。

自分が何を優先して留学生活を送りたいのかしっかり見定めて、より良い留学生活を送リましょう!

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