本気で使える台北市と新北市の図書館一覧

留学

台湾で留学生活を送っていると、勉強する場所に意外と迷いませんか?
カフェは素敵だけれどお金がかかるし、周りがうるさいことも少なくないですよね。
かといって、厳しい夏は家にいると冷房代が心配になってくるし集中もできない…。
そんな時に活用したいのが図書館。台北・新北の使いやすい図書館を総整理してみました。

国立台湾大学図書館本館

台湾大学を訪れる人達にとって、一番印象的な建物は間違いなくこちら。アイコニックな赤いレンガの図書館の佇まいに、名門校の歴史を感じます。

(画像出典:國立臺灣大學圖書館

学生証がなくても大丈夫。入り口でパスポートを見せると入れるように手続きしてもらえます。おすすめは、4階の窓際。冷房の効いた館内で台北の街を横目で眺めながら集中しているとあっという間に時間が経っていきます。

この図書館で遅くまで夢中になってしまった日は、ぜひ帰り際に階段室の窓を覗いてみてください。遠くにライトアップされた台北101が見えます。それから公館の駅前へ戻って、「魯肉飯香」のあいがけ魯肉飯を食べれば、気分はもう台大生。

臺北市大安區羅斯福路四段一號
8:00~22:00(学期中)
入館方法:台湾大学の学生証が無い場合は図書館の入り口でパスポートを提示する必要あり。

公式サイト

国立台湾大学辜振甫先生紀念図書館

図書館の名前になっている辜振甫(Gū Zhènfŭ)は、台湾大学の前身台北帝国大学の卒業生で、1990年代の台湾の対外政策に貢献した人物。

(画像出典:辜振甫先生紀念圖書館 鄭銘彰組長專訪 | 國立臺灣大學圖書資訊學系

公館駅から見てキャンパスの奥、台湾大学の語学学校CLDの目の前にあるこの図書館は、おしゃれすぎる見た目から一般人は入れないと誤解されがちですが、こちらもパスポートさえあれば見学と利用ができます。
白を基調にしたモダンな建築は日本人の建築家・伊東豊雄氏の作品です。
中に配置された湾曲した書架や有機的なソファは藤江和子氏の手によるもの。
実はこの組み合わせは多摩美術大学の図書館と同じで、日本人としてはそこはかとなく安心感があります。

残念ながら特徴的な一階の閲覧室の座席は埋まってしまっていることが多いですが、自習室もかなりの席数があるので、洗練された建築に浸りたい時におすすめ。

(画像出典:辜振甫先生紀念圖書館 | Koo Chen-Fu Memorial Library

臺北市大安區羅斯福路四段一號
8:20~22:00(学期中)
入館方法:台湾大学の学生証が無い場合は図書館の入り口でパスポートを提示する必要あり。

公式サイト

新北市立図書館総館

(画像出典:New Taipei City Library – 新北市立圖書館各分館暨圖書閱覽室介紹

北側はバーコード、南側は本棚をイメージして作られたこの建物は、2015年に開館した新北市立図書館の本館。
最寄りのMRT亞東醫院駅から歩いていく中でこのかっこいい建物が見えてくると、いつも胸が高鳴ります。
初めて行く場合は、1階から9階までをじっくり見て歩いているうちに開館時間が終わってしまうので要注意。
日本の雑誌もたくさん置いてあるので、帰国時の浦島太郎防止のためにトレンドを確認しに向かうのも。

24時間使える自習室は受付でパスポートを見せて図書カードを発行して貰うと使えるようになります。

この巨大な知識の塔の虜になった人は、台北市内からのアクセスが多少悪くてもつい足を運んでしまうこと間違いありません。

新北市板橋區貴興路139號
8:30~17:00(月曜)8:30~21:00(火曜〜日曜)1階カウンター・4階自習室は24時間営業

公式サイト

台北市立図書館総館

現代のデザイン界を賑わすデザイナー達を数多に擁する台北市ですが、そんな台北市の市立図書館の総館は、意外なくらいローカル感に溢れています。

(画像出典:臺北市立圖書館) 

1990年に落成したらしいこの図書館は、質実剛健なまさに市立図書館といった面構え。
大安森林公園駅から近いので、師範大学・台湾大学・文化大学などからのアクセスが非常に良いです。
台北市図書館の利用カードも、パスポートがあればすぐに作れます。

ちょっとマニアックなおすすめの席は、階段室の踊り場になぜか設置されている一人がけの閲覧席。
一見変な位置ですが、座ってみると高速道路と大安森林公園が一望できて、なんだかインスピレーションが湧いてきます。

近くにいい雰囲気の小吃店がたくさんあるのも、台北の市民生活に溶け込めた気分になってうれしいですね。

臺北市建國南路二段125號
9:00~17:00(月曜)8:30~21:00(火曜〜日曜)

公式サイト

台北市立図書館北投分館

MRT新北投駅から徒歩5分のこの木造の建築は、CNNの「世界で最も美しい図書館ベスト27」に選ばれたこともある台北市立図書館北投分館です。

(画像出典:臺北市立圖書館-各分館閱覽室-北投分館館舍照片

デザインコンセプトは「エコ」。

屋上の太陽光パネルや、雨水を貯水してトイレや植栽の管理に使うシステムなど、技術の結晶で作られています。
角度のある屋根は、外見をシャープに見せるのみならず、太陽光が閲覧室に照りつけるのを防ぐ役割があります。
南国の図書館ならではの仕組みに、思わずなるほど、と思ってしまいます。

北投公園の中に位置していて、自然との共生を掲げているこの図書館。
利用者達もどことなくリラックスした表情なのが印象的です。台北中心部からはややアクセスが悪いですが、足を運びたくなる図書館です。

臺北市北投區光明路251號
9:00~17:00(月曜)8:30~21:00(火曜〜日曜)

公式サイト

まとめ

台北・新北には魅力的な図書館がたくさんあります。

素敵な空間で勉強して、台湾の学生気分を満喫しましょう!

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