悠遊卡（悠遊カード）は台湾の鉄道、コンビニ、スーパーの決済などマルチに使える交通系ICカード。台湾で暮らすにはもちろん、旅行中も1枚持っているととても便利なアイテムです。
その悠遊カードに学割の学生カードがあるのはご存知でしたか？
悠遊カードに学生割引料金が適用されたものが學生卡。日本の大学生は登録ができる可能性があるので、その方法を紹介します。
師範大學MTC以外の大学付属語学センターや語学学校の生徒は學生悠遊卡、通称「學生卡」の審査を通過することはできません。ただし、師大に通っていなくとも、日本の大学生であれば學生卡の審査を通過する可能性があるんです。それでは、學生卡の内容、購入から利用開始までの手順を紹介していきましょう。
學生卡とは？
悠遊卡公司が発行するカードで、普通カード（普通卡）との違いは以下の通り。
・台北市および新北市区域のバス運賃が普通カードの８割になる（15元→12元）
バス利用だけの割引だが、バス網が充実している台北市では思ったよりありがたいんです。
購入・登録の方法
購入は捷運（台北メトロ）の窓口、もしくは四大コンビニ（セブンイレブン、ファミリーマート、Hi-Life、OK mart）で購入できます。金額は150元、キャンペーン期間等は100元。この中にチャージ金額は含まれません。
購入後５日以内に悠遊卡申請サイトもしくは悠遊卡公式アプリ「Easy Wallet」（ios版）から申請します。その際には「学生証」「外国人居留証もしくはパスポート」の両面写真を用意しておきましょう。申請ページは基本的に繁体中文で書かれています。外国籍の人間は申請ページで以下の記入が求められます。
・身分証番号（居留証もしくはパスポートの番号）
・国籍
・居留証（パスポート）発行日
・停留期限（居留証ない場合はビザの有効期限もしくはパスポート有効期限）
・居留証裏面バーコード下番号（パスポートの場合は番号再記入）
基本は居留証を持っている前提で表示されていますので、ない場合は代替のものを考えて記入することが求められます。
審査通知・有効期限設定
申請後２、３日でメールやSMSにて審査結果が通知されます。日本の大学の学生証でも審査に通る可能性はありますが、その審査は悠遊卡公司のスタッフそれぞれの裁量次第らしく、必ずしも通る訳ではありません。
審査通過の通知メール。通過できないと「審核未通過，原因為…（審査を通過できませんでした。理由は…）」と理由まで丁寧に教えてくれます。
審査に通過したら捷運（台北メトロ）の加值機（チャージ機）もしくは窓口、コンビニのレジで有効期限を設定すると學生卡を使えるようになります。設定と言ってもチャージ機にカードを置いてボタンを数回押すだけの簡単な作業です。
最後に
悠遊卡があればYoubikeだって乗れちゃいます。友達と深夜の街を徘徊するなんてどうでしょう。
學生卡を申請して持つメリットは、バス運賃の割引以外に、「実際に台湾のサービスをしっかり利用し生活している実感がする」という点でしょう。「旅の恥はかき捨て」ではないですが、審査が通らないことを恐れずに挑戦してみるのも良いと思います。
※本記事は「學生卡」の申請通過を保証するものではなく、申請拒否になった等のお申し出には一切対応致しかねます。
[参考]
悠遊卡公式サイト