台湾には観光地として人気の主な離島が7つあります。
中でも人気の「澎湖(ポンフー)諸島」(下記、澎湖)は規模が一番大きく、世界遺産級の名所や見どころがもりだくさん。アクセスもしやすいため、はじめての台湾離島旅におすすめです。
冬場はオフシーズンのため、やはりおすすめの時期は温かくなる4月ごろから夏場にかけて。観光シーズンはマリンスポーツや絶景巡りを楽しむ人たちでにぎわい、レストランやお土産ショップなども活気があふれています。
さらに、「澎湖と言えば花火大会!」というイメージも近年定着しました。
2024年は日本のTVアニメ『ONE PIECE』25周年を記念して、毎年開催されている花火大会「澎湖国際海上花火祭」にてコラボイベントを開催!
昨年の澎湖への観光客数は127万以上と過去最高を記録し、そのうち約4割がこの花火大会の時期に訪れており、ますます盛り上がりを見せる澎湖の夏。
せっかくなら花火大会以外にも、各地の名所も巡りたいですよね。これから澎湖旅を計画している方に向けて、「澎湖の世界遺産級おすすめスポット5選」「注意点」も合わせて紹介します!
『ONE PIECE』×『澎湖花火大会』
前述の「澎湖国際海上花火祭」では、会場に浮かぶ迫力満点の花火だけでなく、夜空に光る圧巻のドローンショー、限定『ONE PIECE』グッズの販売なども予定されています。
また、ステージでは多くの著名アーティストや地元のパフォーマンスグループが出演し、さまざまなショーで澎湖の夜を盛り上げます。
特に花火大会のある日は人気のため、飛行機や船のチケット、ホテルの予約はお早めに済ませておくことを全力でおすすめします。
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【開催時期】
2024年5月2日(木)~7月30日(火)
【花火打ち上げ時間】
5月・6月:毎週月・木曜日 21:00~
7月:毎週火曜日 21:00~
【開催場所】
澎湖馬公觀音亭園區
澎湖の世界遺産級おすすめスポット5選
1.雙心石滬(ダブルハート)
澎湖屈指の絶景スポット。「石滬(せきこ/せきし)」とは、海の浅瀬に石で囲いを造り、満潮時にここに入った魚を潮が引いた時に閉じこめて捕らえるという漁法の一種です。澎湖は世界で最もこの「石滬」の密度が高く、また数も多いことでも有名です。
干潮時にくっきりと2つのハートが海に浮かぶ姿がなんともロマンチック。カップルや新婚旅行で訪れる人も多く、国内外からも観光客の絶えない人気の絶景スポットです。満潮時にはハートの形がぼやけてはっきり見ることができないので、事前に天候や干潮時刻をチェックしておくことをおすすめします。
住所
2.七美嶼小台湾
長年に渡って波で浸食された結果、台湾の島のような形になった「七美の小台湾」と呼ばれる海蝕台地。
前述の雙心石滬と同じ七美島の東方に位置するため、セットで訪れるのがおすすめです。
人工的に作られた雙心石滬と、長い年月をかけて自然にできた小台湾、この2つの対照的な絶景スポットはどちらも一見の価値アリ。澎湖の海に可愛い小さな台湾の島の姿が見えたときは感激です。さらに、岸辺には緑の草原が広がっており、釣りやキャンプを楽しむこともできます。
住所
3.池西岩瀑
澎湖を代表する景色の一つ、台湾政府の定める暫定世界遺産にも指定された「柱状玄武岩群」。何百万年も前に溶岩が冷え固まってできた玄武岩の崖がいたるところで見られ、なかでも壮大なスケールの池西岩瀑の景色は圧巻。
池西岩瀑の「瀑」は「滝」を意味し、その名の通り、天まで高くそびえたつ玄武岩柱の姿がまるで大きな滝のように見えます。干潮時にはその全貌が見られ、船に乗って周囲から眺めるだけでもその美しさを十分に感じられますが、海沿いには潮が引いた時にだけ現れる道があり、奥に進むことができるようになります。ぜひ、時間を合わせて散策もチャレンジしてみてください。
住所
4.奎壁山地質公園
「台湾版 モンサンミシェル」とも言われる名所「奎壁山地質公園」。台湾では、「摩西分海(モーセの海割り)」と呼ばれています。
普段は海によって隔てられている「奎壁山」と「赤嶼」が、干潮時にだけ海から石の道が現れ、その道を歩くことができます。道が現れるまでの時間は平均すると30分ほどで、少し前に到着して待ち、その幻想的な海割りを見る観光客も少なくありません。
天候によっては歩行できない場合もあるため、こちらも干潮時国や天候をチェックし、時間に余裕を持って行くことをおすすめします。
このようなトロンボ現象はフランスのモンサンミシェル以外に、日本の小豆島のエンジェルロードや、韓国の珍島なども有名ですね。ぜひ、台湾でも体験してみてください!
住所
5.桶盤嶼
桶をひっくり返したような形から名がついた島。この島の玄武岩には他の島では見られない独特な雰囲気があります。先端の丸くなった石柱が島の周りに並んでおり、遠くから眺める景観は圧巻!
島は台地状で、中央は平たんな高台になっています。玄武岩が溶出する際に形成された同心円の空洞は「蓮花台」と呼ばれ、蜂の巣状の玄武岩はもまた世界遺産に匹敵するレベルの絶景です。
澎湖本島からは舟で20分ほどですが、船の便数が少ないため時間や天候をチェックしておきましょう。
住所
注意点
1.風
とにかく年中、風が強いことで有名な澎湖。日差しが強いため帽子はマストアイテムですが、かぶる際はあごヒモも必須です! 他にもカバンやアクセサリーなど、飛ばされやすいものはしっかり固定しておきましょう。
2.船酔い
各スポットへのアクセスは飛行機や船になりますが、特に舟に乗る際、船酔いしやすい方は酔い止め薬もお忘れなく。便数も時期によって異なるため早めの計画や安心のツアーがおすすめです!
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台北から飛行機で約40分。台南や高雄からも船の便があり以外にもサクッと気軽に足を運ぶことのできる澎湖。
ここで紹介した以外にも一見の価値アリなスポットがまだまだあります。ぜひ、今から計画をして澎湖のアツい夏を存分に味わってみてくださいね!
記事執筆: 加賀ま波 (Maha)
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【参考HP】
台湾観光庁 公式HP