台湾の食べ物として、度々話題に上がる臭豆腐。
日本人からはよく「臭いので無理」や「揚げたものなら食べられる」などの意見を耳にしますが、今回はハードルが高いと言われる煮た臭豆腐のお店「三媽臭臭鍋」をご紹介します。
味・コスパ・雰囲気全てが台湾らしさ満点のこのお店、ライターの激推しです!!
このMEILY TAIWANで記事を書くことになってから、ずっと書きたかったことがありました。
私にとっては、効率的な中国語勉強法よりも、ビザ申請の方法よりも、語学学校の選び方よりも、台湾について伝えたいことがあります。
それは、三媽臭臭鍋が、美味しすぎることです。
三媽臭臭鍋とは
三媽臭臭鍋とは、台湾で人気の一人鍋系のチェーン店です。
お店の壁に書いてある言葉を信じれば、臭豆腐鍋の元祖のような立ち位置だそう。
台北市内にも何店舗かあり、西門町、饒河街夜市、公館あたりは観光客にもアクセスしやすいです。似た名前のお店もあるので注意。
メニューはこの通り。
どうやらどこのお店かによって10元程度の差がありますが、100元前半の値段で白いご飯と鍋が食べられます。飲み物は飲み放題、火鍋にはつきもののアイスは食べ放題。
ローカル店なので日本語メニューはありませんが、メニュー数自体がそんなに多くないので迷うことも少ないでしょう。
おすすめは看板メニューの大腸臭臭鍋。
臭豆腐が入っているので初めての人は身構えてしまうかもしれませんが、心配するほど臭くありません。
日本の食材には例えられない独特の匂いが、台湾に暮らしているとだんだん好きになってきます。
筆者も最初は苦手でしたが、3ヶ月暮らす頃には街角で臭豆腐の匂いがすると自動的にお腹がすくようになりました。
店内の様子
臭豆腐には基本的に揚げたものと煮込んだものがあって、おそらく大半の日本人が先に揚げたものを口にします。
揚げた臭豆腐も確かに美味しい。でも、せっかく台湾に旅行にきたり留学したりしているならば、絶対に煮込んだものも食べてみてほしいです。
大腸臭臭鍋は豚のホルモンも入っていて、癖が強くて本当に美味しいです。
日本のモツ煮が好きな人にはきっと気に入って頂けます!
どうしても臭豆腐に抵抗があるなら、海鮮豆腐鍋という選択肢もあります。
このメニューは三媽臭臭鍋の中では唯一臭豆腐が入っていません。エビを中心に海鮮の上品なダシと、普通の豆腐の甘みがよく合います。
お鍋の様子
鍋を注文するとこのような形で運ばれてきます。机に直接コンロが取り付けてあって、席でいい感じになるまで加熱します。
ちなみに、分店によって分量に結構差があり(そもそも鍋の容器が違う)、台湾人の友人曰く「饒河街夜市のお店が一番多い」そうです。次点はMRT永春駅のそばの店舗。
たっぷりの薄切り肉と、栄養不足を一発で解決してくれそうな量の野菜、それから臭豆腐。
鍋のふちなみなみまで火鍋の中身がひしめいていて、思わず笑顔になってしまいます。
火鍋料(火鍋用練り物)について
それから、三媽臭臭鍋の鍋について特筆しておきたい大好きな具があります。
この多様な練り物たち。
日本人からは名前も素材も想像しかねるこの練り物たちは、一つづつに名前はあるが、ひとまとめに「火鍋料」と呼ばれています。
この写真に写っているのものは右から甜不辣(お魚の練り物)、香腸(台湾ソーセージ)、貢丸(豚肉のねり団子)、鴨血(鴨の血を固めたもの)など。
どれも日本ではよほど現地感のある食材屋さんに行かないと手に入りませんが、台湾で火鍋というと彼らの出番なのです。
老四川や鼎王のような高級路線の火鍋屋さんでは出会えない、チープながらも可愛い火鍋料たち。
筆者は留学中、栄養バランスとお腹いっぱいを両立させるために一人火鍋ばかり食べていたので、これらの火鍋料に対面するとなんとなくそのころの記憶が蘇るような気がします。
別に特別な思い出がない日本人の友達を連れて行っても、なにこれ、面白い、と珍しがって食べてくれます。
まとめ
以上、台湾グルメの中で激推しの臭豆腐鍋「三媽臭臭鍋」のご紹介でした!いかがでしたでしょうか?
台湾で小籠包やマンゴーかき氷だけでないちょっとディープな現地ごはんに挑戦したい場合は是非選択肢に入れてみてください。
私は台湾に行くたびに、滞在中の貴重な時間と限りのあるお腹のキャパシティを考慮に入れても、これが1番に食べたくなります。
三媽臭臭鍋 饒河街店
台北市松山區饒河街182號
02 2749 4316
11:00~25:00