初心者もツウも楽しめる! 豆花完全ガイド

台北
初心者もツウも楽しめる! 豆花完全ガイド

みなさんこんにちは、台湾留学中のユウです。
台湾には非常に多くの美味しいものが揃っていますが、その中でも特に人気があり、ヘルシーな食べ物として知られている豆花(トウファ)。
柔らかい豆腐の食感と優しい甘さのシロップやフルーツ、さらにはタピオカやタロイモなど、様々なトッピングを楽しめるスイーツです。最近では日本にも専門店ができるほど人気が広まっていますよね。


今回はそんな豆花の魅力全開! 一年中豆花店を探し求める私が、豆花のすべてを紹介していきます。
豆花の世界を一緒に楽しみましょう!
この記事を読み終えた頃には、きっと豆花が食べたくなるはずです・・・!

そもそも、豆花とは?

https://travel.tycg.gov.tw/zh-tw/consume/detail/3173

柔らかく滑らかな食感が特徴の、とてもヘルシーなスイーツ。大豆を使用しているため植物性タンパク質が豊富で、低カロリーながらも満足感が高く、消化にも良いデザートです。固まり具合が非常に繊細で、スプーンですくうとほろりと崩れるほどです。台湾では日常的に食べられており、庶民的な料理でもあります。屋台や食堂、家庭で気軽に作られ、伝統的なスイーツとして世代を超えて愛されています。

お店で使える中国語5選!

台湾のご飯屋さんでは、紙をとって正の字を記入し注文するところが多いですが、夜市周りの豆花・かき氷店では、直接お店の方に食べたいものを言って注文するところも多いです。正直なところ、勢いや身振り手振り、日本語で通じるかとは思いますが、かっこよくキメたい時に使える、簡単な中国語を5つ紹介します!
台湾上級者の皆さんは、ぜひ覚えて使ってみてくださいね。

1,「これをください」我要這個 ウォー ヤオ ジュグ
我=私
要=ほしい
這個=これ

2,「(トッピング)を追加してください」我要加~ ウォー ヤオ ジャー~
我=私
要=ほしい
加=加える
トッピング名が分からないときは、「這個」(ジュグ)と指させば伝わりますよ(^^)

3,「これはなんですか?」這是什麼?  ジュー シー シェンマ?
這=這個 これ
是=は
什麼=なに

4,「甘さ控えめにできますか?」可以少糖嗎? クーイー シャオタン マ?
可以=できる
少糖=甘さを少なく
嗎=ますか?

5,「おすすめはありますか?」你有推薦的嗎? ニー ヨウ トゥイジエン ダ マ?
你=あなた
有=ある
推薦的=おすすめの
嗎=ますか?



では、さっそく豆花のトッピングを紹介していきます!
台湾にまだ来たことがない方や、最近豆花にハマり始めた方は、ぜひ自分だけのオリジナル豆花を見つけてみてください。
すでに何回も台湾に足を運ばれている豆花通の方は、ぜひ新しい組み合わせや珍しいトッピングにチャレンジしてみてください。
きっと、これまでとは違った味わいを楽しむことができると思いますよ!

トッピング  料(リャオ)

(筆者撮影)

ほとんどの豆花・かき氷のお店では、好きなトッピングをいくつか選んで注文できます。ショーケースにずらりと並ぶ色とりどりのトッピングに圧倒され、どれを選べばいいんだろう・・・と迷われる方も多いのではないでしょうか。そこで、定番のトッピングだけでなく、ちょっとユニークなものまで一挙ご紹介していきます!

タピオカ 珍珠/粉圓(ジェンジュー/フェンユエン)

https://zh.wikipedia.org/wiki/File:%E5%A4%A7%E7%B2%92%E7%B2%89%E5%9C%93.JPG

台湾といえば! のタピオカは、トッピングとしても定番中の定番です。
いつ食べても美味しい、老若男女に愛される満足感の高いトッピングの一つですよね。
台湾では「珍珠」と「粉圓」の二つの名前で呼ばれています。
どちらもタピオカを指す言葉で、ほとんど違いはありません。
個人的には、ドリンク店では「珍珠」、豆花かき氷では「粉圓」と記載されているように思えます。また、私たち日本人が「タピオカ」と聞いて想像するのは黒糖タピオカですが、台湾では黄色いものを扱ってるところも多いです。黒糖やカラメルを加えずに、タピオカの原料である「キャッサバ粉」だけで作られたものです。

https://mibaoma.tw/yapian/
どちらもモチモチで美味しいです!

あずき 紅豆(ホンドウ)

https://www.icebig.com.tw/ice-products/hong-dou-dou-hua/

ふっくらと柔らかく煮られ、自然な甘さにほっこりする、これからの季節にぴったりの小豆。豆の香りと風味が豆花にぴったりです。
栄養価も高く、低脂肪で食物繊維も高い、幅広い年代の方に食べられている定番のトッピングの一つです。

緑豆 綠豆(リュードウ)

https://www.icebig.com.tw/ice-products/lyu-dou-dou-hua/

こちらも砂糖で柔らかく煮込まれた、ほのかに甘い味がする緑豆。
特に夏場に好まれるトッピングで、体を冷やす効果があるとされています。
暑い日や疲れたときにさっぱりしたい方におすすめです。

ピーナッツ 花生仁(ファーシャンレン)

https://pixta.jp/photo/681397

砂糖水やシロップで甘く煮込まれたピーナッツは、日本ではなかなか見られないトッピングですが、豆花と合わせると香ばしさと甘さが加わり、食感のアクセントも楽しめます。タンパク質や食物繊維も豊富です。

くず切り 粉粿(フェングオ)

https://cookpad.com/tw/%E9%A3%9F%E8%AD%9C/17008493-%E5%8F%A4%E6%97%A9%E5%91%B3%E7%B2%89%E7%B2%BF%E7%B2%89%E7%B2%BF

ゼリー状で透明感が高く、もっちりした弾力が特徴で、つるっとした喉越しと、もっちり感が楽しめます。
サツマイモ粉やタピオカ粉を主な原料とし作られます。
伝統的で定番なのは黄色のものですが、私は黒い黒糖味のものが大好きです。家族やお友達と食べるときは、ぜひ味比べをしてみてくださいね!

タロ芋団子 芋圓(ユーユエン)

https://www.douguo.com/cookbook/3181784.html

これは欠かせない・・・! という方も多いのではないでしょうか。
定番かつ台湾でも人気の高い、もちもちしたタロイモのお団子、芋圓。
私は豆花にだけでなく、黒糖かき氷や雪花冰(ふわふわのミルクかき氷)にも必ず入れます。肌色・オレンジ・紫色、の三色おいてあるお店が多く、色によって原料も違うので、見た目だけでなく味比べも楽しいトッピングです。

タロ芋 芋頭(ユートウ)

https://www.ytower.com.tw/recipe/iframe-recipe.asp?seq=F01-1989

正式には「蜜芋頭」(ミーユートウ)といいますが、お店では芋頭(ユートウ)でOKです。その名の通り、タロ芋を甘く煮詰めたもので、芋そのままなので、さきほどのタロ芋団子よりダイレクトに芋の味が楽しめます。柔らかく、とろとろほろほろしていて、満足感のあるトッピングです。

タロ芋ペースト 芋泥(ユー二ー)

https://angelababy0822.com/muzha-ice/

画像すこし分かりづらいですが、表面にかかっているタロ芋色の液体がタロ芋ペースト(芋泥)で、一番上のアイスクリームのようなものがタロ芋あん(芋泥球)です。どちらもペースト状にしたタロ芋ですが、タロ芋あんのほうがより濃厚で、芋の食感を粗めに残しています。
個人的には、他のトッピングに比べて、この二つは取り扱っているお店が少ない印象です。ですが! 私はこのペースト状のタロ芋が本当に大大大大大好きなので、タロ芋好きの方にはもちろん、タロ芋って何がおいしいんだろう・・・と思っている方にもぜひご賞味いただきたいです。

以下、芋泥/芋泥球が食べられるおすすめのお店です。(台北のみ)
木柵製冰所臺北市文山區木新路二段295之1號

冰雪蔬蔬臺北市萬華區環河南路二段71巷7號

邱太太甜品坊臺北市中山區龍江路382號

六順豆花臺北市松山區新東街26巷1之1號

燕姐冰菓室臺北市松山區寶清街69號

白玉団子 湯圓(タンユエン)

https://www.epochtimes.com/b5/17/12/21/n9980527.htm

こちらも定番のトッピング、白玉団子(湯圓)。
クセがなく、日本人にとっても食べ慣れた味なので、初めての方は挑戦しやすいトッピングなのではないでしょうか。
日本と違うのは、白色だけでなくピンクもあることと、大きさが少し小さめ、という点。このような湯圓は、冬に食べる熱々で大きめのものと区別し「紅白小湯圓」と呼びます。

では、冬に食べるものはというと・・・

https://www.mombaby.com.tw/articles/9925839

このような大きめのあたたかいおもちに、あんこや黒ゴマペースト、しょっぱい具材などをいれておかずにすることもあります。通常、豆花店やかき氷店には上記の紅白小湯圓が並びますが、冬限定でこちらも食べられます。
冬は意外と寒い台湾。あったかい豆花にあったかい湯圓で温まるのはいががでしょうか。

漢方ゼリー 仙草/仙草凍(シエンツァオ)

https://icook.tw/recipes/119868

仙草は体を冷やすのにぴったりの食べ物で、健康志向の方におすすめしたい自然派スイーツです。解熱作用、デトックス効果があります。
薬草の少しクセのある味ですが、私の周りの日本人留学生は仙草大好き!という人が多いです。 豆花に合わせるだけでなく、仙草そのままで食べる人もいますし、専門店もたくさんあります。
私も初めて食べたときには「なにこの味!?」となりましたが、さっぱりした風味やリフレッシュ感がクセになりました。
お子さんには少しハードルが高いかもしれませんが、甘いシロップやミルクと合わせると食べやすくなりますよ。

みつ豆 蜜花豆(ミーファードウ)

https://icook.tw/recipes/119466

日本でいう金時豆の甘煮のようなみつ豆は、他の豆に比べやや大きく、よりふっくらしています。色も鮮やかで、見た目も華やかです。
個人的には、豆の風味が薄く甘みが強いため、豆シリーズ(紅豆、綠豆)の中では一番気に入ってます。

プリン 布丁(ブーディン)

https://lifeintainan.com/pudding-beancurd/

豆花の滑らかな食感にとてもよく合うプリン。クリーミーで、さらに甘さが加わり、よりデザート感が増して満足感もアップします。
伝統的で昔ながらのものではありませんが、なんか甘いものが食べたいなーという時や、豆や芋などがちょっと苦手な方におすすめです。

オーギョーチ 愛玉(アイユ)

https://research.sinica.edu.tw/rheology-aiyu-jelly-yeng-long-chen/

NHK連続テレビ小説「らんまん」のワンシーン、

「先生、この植物の名前は何です?」
「愛玉子。わしは、台湾の人らあとこの植物に、命を救うてもろうたがじゃ」

台湾のソウルデザート「愛玉」は日本でブームが起きるか
台湾ではおなじみの独特のぷるぷる食感のデザート「愛玉」が、NHKの連続テレビ小説『らんまん』(2023年9月末に放送終了)に登場して、一躍話題となった。日本には戦前に伝わり、浅草や神田神保町に店があったようだが、戦後は影が薄くなり、いつの間にか姿を消していた。植物学者・牧野富太郎への注目とともに、再び、日本にも定着する...

にも登場した、台湾の先住民の間で食べられてきた愛玉ゼリー。
ドラマでは、台湾語での発音である「オーギョーチ」と紹介されていましたが、私の周りの台湾人友達には「アイユ」と言ったほうが通じやすかったです! 年配の方には通じるかもしれないですね。
寒天のようなゼリーで、便秘に効果があるだけでなく、美白や体脂肪を減らす効果もあるので、うれしいことばかり。仙草と同様に体温を下げる作用もありますが、レモンシロップやジャスミンなどを加えて食べるので、   仙草よりも日本人好みの味だと思います。
マンゴーやパイナップルなどのトロピカルな味もおいしいですが、すっきりとしたさわやかさが魅力の愛玉もぜひ!

三色こんにゃくゼリー 三色蒟蒻(サンスージュールオ)

https://biggo.com.tw/s/%E4%B8%89%E8%89%B2%E8%92%9F%E8%92%BB

見た目がカラフルで食感も楽しい定番のトッピングです。ぷるぷるで爽やかな味わいで、豆花にも、かき氷にも、何にでも合います!
甘さ控えめで後味もさっぱりなので、食後豆花におすすめですよ。

オートミール 麥片(マイピエン)

https://jatravelife.com/wp-content/uploads/pixnet/1134961304_l.jpg

クリスピーで香ばしく、豆花との食感の違いも楽しめるトッピングです。
軽くて甘さ控えめな味で、栄養価も高く、ヘルシーさが特徴です。

白きくらげ 白木耳(バイムーアー)

https://www.8more.com.tw/blog/posts/tremella-collagen

台湾にきたばかりの頃、お店の方に「お肌のコンディションが気になる時、”とりあえず”で選ぶトッピング」と教えてもらった白きくらげ。日本ではなかなか目にしないですが、台湾では、漢方・薬膳食材店などで売られています。味はというと、特にクセがあるわけでもなく無味無臭で、ゼリーのようにぷるぷるしています。植物性コラーゲンや食物繊維が豊富で、低カロリーなので、「台湾旅行に来て食べすぎた・・・」という方に選んでいただきたいトッピングです。

ハトムギ 薏仁(イーレン)

https://www.icebig.com.tw/ice-products/yi-ren-dou-hua/

古くから食用や薬用として親しまれてきたハト麦は、豆花に合わせるとほのかな甘みが際立ち、ほろほろした食感が楽しめます。
スープやお粥にも使われ、利尿作用やデトックス効果もあります。

ココナッツタピオカ 西米露(シーミールー)

https://www.dachu.co/recipe/198547

ココナッツミルク味の小さなサゴ(ヤシの木から取れるデンプンで作られたタピオカに似た丸い粒)です。プルプルした食感で、豆花に合わせるだけでなく、このまま食べてもとても美味しいです。
濃厚な甘さがクリーミーで、ココナッツの味が好きな方におすすめです。

黒ゴマペースト 黑芝麻醬(ヘイジーマージャン)

https://www.ytower.com.tw/recipe/iframe-recipe.asp?seq=F05-0253

黒ゴマを煎ったあと細かく挽き、油や砂糖と合わせてペースト状にしたもので、香ばしい黒ゴマの風味が特徴で、コクがあり、ほんのり甘さも感じられます。なめらかですが、ゴマの食感も残っていて、豆花ととてもよく合います。黒ゴマは美容効果も高く、台湾では黒ゴマミルク、黒ゴマスムージーなどのドリンクも人気です。

気分に合わせて!おすすめの組み合わせ

ここからは、「種類がありすぎて選べない・・・」「初めてで正解が分からない・・・」という方へ、私のおすすめの組み合わせを紹介します。

〇暑い夏にさっぱり涼しみたい時
→蒟蒻、仙草、愛玉
ゼリーの弾力、仙草や愛玉の爽やかな味わいが嬉しい組み合わせです。
体温を下げてくれる効果もありますよ!

〇タロ芋を楽しみたい時
→芋圓、芋頭、芋泥 
タロ芋てんこもり! タロ芋好きの方へおすすめしたい、腹持ちも満足感も抜群の組み合わせです。

〇ヘルシーにいきたい時
→薏仁、綠豆、麥片
どれも栄養価が高く、体を気遣いたい時にぴったりです。
食後豆花にもおすすめですよ~

〇濃厚な甘さを楽しみたい時
→花生仁、芝麻醬、芋頭
こってりした味を楽しみたい時に、ぜひ試してほしい組み合わせ。
タロ芋のクリーミーさと、ゴマの香ばしさ、ピーナッツの食感が楽しくリッチでコクのある甘さを楽しめます!

〇THE! 台湾セット
→粉圓、芋圓、湯圓
定番のトッピングは他にもありますが、ぜひ試してほしいこちらのQQ(もちもち)セット。THE台湾の味が楽しめます。

以上、豆花の紹介でした。
ここまで長くお付き合いいただき、ありがとうございました:)
豆花はシンプルな美味しさと、多彩なシロップ・トッピングで無限の楽しみ方ができるデザートです。食べるたびに新しい発見があり、誰もが自分好みの組み合わせを見つけることができます。
ぜひ、自分だけの組み合わせを見つけてみてくださいね!
心も体も満たしてくれること間違いなしです。
ではまたお会いしましょう~ 下次見~



記事執筆: ユウ

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