みなさん、こんにちは!台湾に留学中のシャンシャンです。
今回は私が留学している場所、宜蘭に焦点を当てていきたいと思います!
台湾ツウでないとなかなか日本人の知らない宜蘭は、台湾の東部に位置しています。台北からは高速バスで1時間ほどの場所にあり、自然が一番の魅力となっています。海、山、温泉、美味しい食材…。どれも宜蘭県の豊かな自然の産物です。また、原住民の噶瑪蘭(クヴァラン)族の名残、漢人の流入による中華文化、そして日本統治時代の建築といった3つの歴史的側面をみて感じることができる場所でもあります。
宜蘭県にはいくつも観光スポットがあるのですが、今回は私が気に入った自然豊かな場所を2つご紹介します!
山の中にある植物園
まず紹介したい場所が仁山植物園。
宜蘭県冬山郷にあり、交通手段は車となります。そのため、なかなか旅行中には訪れにくいのですが、不便さを上回るおすすめ度です!
車で山の入り口までいったら、まずはハイキング。様々な植物が生い茂る山道を歩きます。コンクリートの道が整っているので、とても歩きやすかったです。
森林保全、レクリエーション、教育などの観点を取り入れ、宜蘭県政府が植物園の開発に取り組んでいます。植物の紹介があったり、子どもたちがDIYできる場所があったり、どんな人も森の自然を身近に感じることのできる場所となっていました。
頂上付近につくと、イギリス式の建物とフランス式の庭をみつけることができます。
私が訪れたときは、人もいなかったので、ヨーロッパの世界観にどっぷり浸かることができました。山頂ということで、庭以外には建物もなく、ここだけ台湾ではない異世界であるかのような感覚に陥ります。
建物のなかにはカフェがあり、ピザやラザニア、ケーキやワッフルを種類豊富な飲料とともに楽しむことができます。ここで一度休憩すると、ハイキングの疲れがとれ、ゆったりと会話を楽しむことができ、心がすっと落ち着きます。
ハイキングは初心者でも挑戦しやすいきつさなので、台湾の山に触れてみたい方におすすめのスポットです。
大人気な湖スポット
続いて紹介するのは梅花湖。
植物園と同じく宜蘭県冬山郷に位置しています。車でも行くことができますし、台湾鉄道の羅東駅からバスで行くこともできます。
湖が5枚の花びらをもつ梅の花に似ていることから「梅花湖」と呼ばれています。湖には魚や鳥など、さまざまな動物が暮らしており、湖の周囲をたくさんの植物が囲っています。
多くの観光客は湖の周りを、散歩したり、自転車に乗ったりして楽しみます。四人乗りの自転車もあり、とても楽しそうでしたが、途中坂になっている部分があり、かなりきつそうだったので、チャレンジしたい方におすすめです!
また、ボートに乗ることもできます。15分ほどの乗船でしたが、風がとても気持ちよく、湖からほとりを眺めるのもとても綺麗でした。
私は訪れることができなかったのですが、湖の近くには道教寺院の三清宮があります。湖からは山を30分登っていくのですが、荘厳な建物と梅花湖を見下ろす絶景が楽しめるので、次回行くことがあったら、必ず足を運びたいと思っています。
また、湖の近くには屋台も並んでいます。葱油餅(ネギのパイ/お好み焼きのようなもの)やアイスクリームなどさまざまな屋台グルメが売られていましたが、私は綠豆沙牛奶と呼ばれる緑豆のミルクスムージーを飲んでみました!
緑豆の餡と氷をミキサーにかけた綠豆沙は、台湾の昔ながらのドリンクで、私が飲んだものはそれに牛乳を足したものです。緑豆の餡は豆本来の風味と食感を提供し、餡のほどよい甘さが牛乳のまろやかさと合わさり、とてもとても美味しかったです!最近は、若者を中心に再び昔ながらの食べ物が注目されており、綠豆沙の人気も高まっているようです。
以上、宜蘭県に来たらぜひ訪れてもらいたい観光スポットでした!
宜蘭は都市部とは違う時間の流れ、豊かな自然と澄んだ空気、地元の人々との交流があります。
私が宜蘭をひとことで表すならば、「深呼吸できる場所」です。
台湾についてもっと知りたい!違う側面もみてみたい!という方、ぜひ次の台湾旅行で宜蘭まで足をのばしてみてはいかがでしょうか?