社会から受け取り、社会のために使う、このような核心的価値は、EN9OYという団体が1年前に成立してからメンバーの中で共有されています。私たちは１年間かけて「EN9OYTONIGHT ビーチクリーン活動及びボランティア食事会」の開催に至りました。
(*中国の発音で、9は”ジゥ”なので、EN9OYは英語の「エンジョイ」のような発音になります）
EN9OY TONIGHTのきっかけ
今年の夏に花蓮で、EN9OYは旅行者と共に三段階の「漫漫壹玖山」という自転車の挑戦を行いました。挑戦の過程で、旅行者とサポーターたちは、団体が成長するにつれて、次第に確信を強めました：「自分たちが大学時代を過ごすこの花蓮が大好きだ」と。私たちは社会からたくさんのことを得ている、私たちも社会により多くのものを還元すべきだと。
メンバーは、ディープな観光の推進以外にも、花蓮のためにできることをしたいと思うようになりました。私（作者）は、海がとても好きで、近くの小さな漁村の塩寮村で海をしばしば見ます。花蓮の海は真っ青で、癒され、波の音は人をうっとりさせます。しかし、裸足で砂浜を歩き、数えきれないほどのごみを踏むと、残念な気持ちが胸に広がります。
メンバーは、全員でこの土地に心身を尽くし、花蓮の子どもたちにその愛を伝えていきたいと望みました。地元の飲食従事者を探し、公益の食事会を開き、恵まれない子どもたちに料理を提供することで、子どもたちと一緒にビーチクリーンに取りかかり、美しい海を守る、という「EN9OY TONIGHTビーチクリーン活動およびボランティア食事会」がゆえに誕生しました。
メンバーが積極的にイベントを手伝う様子
協賛｜塩寮 嘻餐町企業
塩寮海岸の嘻餐町企業では、様々なアウトドア食事体験コースが目玉となっており、かなり太っ腹に料理の提供を承諾してくれました。交換条件はEN9OYメンバーが食事会でスタッフを務めることです。これは、メンバーにとっても全く新しい挑戦となりました！
”嘻餐町企業”の様子
協賛｜光復・小光故事屋
花蓮は豊富な海洋資源を擁していますが、子どもたちに海洋を認識させたり、近づけさせたりする人はいません。小光故事屋は2013年に成立しました。光復（台湾花蓮県の郷）の小光故事屋からはボランティアの学習支援に参加しているグループがやってきました。この学習支援の始まりは、創設者の慶元が、地元のお父さん、お母さんたちが仕事に疲れ、子どもたちの世話をする時間と勢力がない様子を目にし、学校後のサポートを提供するようになったのです。
今回メンバーはビーチクリーン活動を通し、子どもたちに、地元を気にかける熱意と誠意を養いたいと思いました。美しい故郷をともに守り、自分たちと一緒にビーチクリーンで海洋を守る任務を果たすよう招待したのです。
EN9OY TONIGHT ビーチクリーン活動
活動当日、小光故事屋の子どもたちは、午後3時あたりに嘻餐町企業付近の塩寮海岸に到着し、メンバーの事前説明と注意事項を聞いたのち、みんなすぐにビーチクリーンに取り組みました。当日の風や波はやや強かったですが、心を合わせて多くの海洋ごみを回収し、塩寮の美しい海岸を取り戻しました。
最終的に集まったゴミの数は18袋にも！
EN9OY TONIGHT キャンプご飯
ビーチクリーン後、私たちは近くの秘境の森林に移動しました。ここは嘻餐町の支店である「賣火柴的餐桌（マッチ売りの食卓）」で、お客さんはキャンプファイヤーの隣にある屋外テーブルに座り、大自然の森林が囲む心地の良い雰囲気を味わいました。夜風が吹く中、プロがその場で料理をし、皆はご馳走を楽しみ、独特な自然の食事会を体験しました。
子どもたちの食事の様子
EN9OY TONIGHT ファイヤーダンスの公演
食事会の最後には、東華大学から来たファイヤーダンサーが、素晴らしい演出を披露しました。東華大学のファイヤーダンスクラブは、パフォーマンスを愛し、ファイヤーダンスを愛する学生によって組織されています。彼らのアツい炎は、子どもたちの心の中に希望という火種をつくり、彼らの話は、子どもたちが自分の夢に向かって前進する励ましとなりました。将来いつか、舞台上のお兄さんたち同様に、自分だけの舞台に立ち、光を放つことを期待して。
子どもたちは一心不乱にファイヤーダンスを鑑賞
EN9OY TONIGHT 結び
食事会が終わる頃に大雨が降り出しましたが、雨は私たちの熱を消さずに、公演は予定通りに始まりました。神様が私たちの心の声を聞いているかのように、雨の強さが次第に弱まりましたが、雨の中でファイヤーダンサーの手足に従って流れ動く炎を感じたことは、間違いなく特別な味わいがありました。
最後の曲のカーテンコールとともに、今晩の食事会はまもなく終わりを迎えます。メンバーたちは舞台の前に行き、自分たちをサポートし、今回の活動を作り上げた各位に謝意を表しました。私たちはお互いに雨に濡れて透けた服を見て、子どもたちを眺めると、一人一人の顔には満足げな笑顔が満ちあふれていました。この瞬間、心の豊かさが疲れを埋め合わせてくれました。「私たちは子どもたちに忘れがたい夜を与え、私たちの初心『EN9OY TONIGHT』のように今晩を享受することができました！」
参加者で撮った集合写真
作者：廖翊翔
出典：
