民宿のオーナーの施建和とその妻の邵秀英夫婦は、民宿の運営に対し、「民宿とは、一戸建てを建てることではなく、友達を家に招待して宿泊してもらうようなことだ」という一家言をもっています。
民宿運営の始まりについて述べますと、秀英夫婦は、一方では職歴の道の変化を熱望し、他方では友達の激励を受け、北部から花蓮に移住し、この観光に寄り添う旅行を始めました。宿泊客に最高の宿泊環境を提供するため、宿泊客が来る前に、この生活空間が快適であるとオーナーたち自身も確信するまで、再度住居環境を整えます。そうしてはじめて部屋のドアを開け、遠方からやって来た友達を迎えます。
このようなこだわりのため、民宿は「予約客のみ対応」であり、当日の臨時のお客さんはお断りしています。予約客は「一度に一組のみを迎え入れ」、また、民宿全体の空間に、周辺の自然環境が加わることで、邪魔をされたくないお客さんに最適な環境となっています。これにより、民宿のファンはどんどん増えています。
新型コロナウィルスが蔓延していた期間、多くの観光業者が被害を受けましたが、静園池畔民宿は完全に独立した住居空間であるため、よく一家全体での宿泊がありました。一度チェックインすると一週間は滞在し、親と子どもはそれぞれ違う活動空間で過ごします。大きな鏡の前でダンスやヨガをすることができる部屋があり、アーチェリーや釣り、ボート漕ぎなど生態資源を観察できる活動もあります。しかし、一緒に遊びたい時には一緒に楽しむこともでき、家族旅行にとても適している場所となっています。
宿泊したお客さんの中には、民宿のオーナーと旧友になった人もおり、宿泊の際には、お土産をもってきたりもします。異なるお客さんにはそれぞれなにかしら面白いことが起こります。民宿のオーナーが日本人の宿泊客がもってきた和菓子を次の宿泊客に分けたところ、意外にもこの台湾人宿泊客も菓子事業に従事しており、後日、その方が家のお菓子をわざわざ送って民宿に分けてくれました。このように、異なる人々の間で、次々に起こる珍しくて面白い話が、民宿の生活に不意を突くような楽しさをもたらしています。
編集後記:もしも自然とゆったりとした生活リズムが好きならば、部屋にテレビがなく、夜に虫や鳥の鳴き声とともに眠ることができる、静園はあなたが鳳林に来たときにぴったりです。
静園池畔民宿
FB:靜園池畔民宿 | Hualienhsien | Facebook
電話:(+002) 0922-664-152
写真提供:静園池畔民宿
原文:蓓倫
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