大家好！美麗（メイリー）台湾 アシスタントのAyaneです。
みなさんは花蓮の鳳林よりもっと南にある町をご存知ですか？花蓮は台湾東部中央に位置しており、台湾都市の中でも自然がたくさんあることから外国人に限らず、長期休みの時期になると多くの観光客が自然を求めて花蓮に訪れます。
今回は国立東華大学観光レジャーレクレーション学科4年生が集まって全長計110.920kmもある台湾で最も長い県道「県道193号」を自転車で旅しているグループ、「EN9OY」と遊譜YOUPUTのコラボ記事を紹介していこうと思います。
彼らは花蓮の南に位置する鳳林でまず1日体を休めて、2日目に更に南へと進んでいきました。EN9OYチームは他の旅行客と手を取り合って地元の部族や文化に触れ、体験し、193県道沿いの景色を楽しみました。
＊奇古匠咖啡－太巴塱八角屋（ファーストステップ限定）：台湾産コーヒー、本場の手で淹れるコーヒー体験！
（オーナーからのコーヒーの淹れ方レクチャー 撮影：EN9OY）
1日の休憩が終わり、旅行2日目の彼らの最初の目的地は奇古匠咖啡でした。コーヒーは、かつてアミ族(台湾の中で一番多い原住民族)の高齢者の日常的な飲み物でした。彼らは「黒い飲み物」と呼んでいました。日本統治時代、日本人は花蓮の砂荖(シャーン)集落で高品質のコーヒーを栽培し、皇帝への貢物としていました。その後日本人が疎開してコーヒーの加工技術を奪ったことで砂荖(シャーン)集落のコーヒー産業は次第に衰退していきました。
奇古匠は故郷に戻り、良質なコーヒーの基礎を築くために部族にコーヒー栽培の指導を始め、栽培技術や外国の荘園経営管理を学ぶよう推奨しました。ここへ来ると地元の部族を知れるだけでなく、本場の台湾コーヒーをより深く理解し、さらにはオーナーにコーヒーの美味しい淹れ方まで学ぶことができます。
＊太巴塱(タパロン)の紅糯米(日本でいう赤もち米)博物館：部族の宝物について学び、原住民の珍味を味わおう！
（酒釀を製作中のEN9OY部隊 撮影：EN9OY）
太巴塱(タパロン)集落の紅糯米(日本でいう赤もち米)は年に一度しか収穫されない貴重なものなので、遠方から来た賓客のおもてなしによく使われていました。ここに旅行で来られた方々は、地元で栽培された紅糯米(日本でいう赤もち米)を使用して、発酵食品である酒釀(甘酒のようなもの)と呼ばれる伝統的かつ斬新な彼ら独自の製造方法を学んでいきます。
簡単に手順をお伝えしたいと思います。まず、炊き立ての紅糯米(日本でいう赤もち米)を食用水で溶き、お米の触感と香りを手と鼻で感じます。次にビール酵母を混ぜ合わせてガラス瓶に注ぎ、しっかりとロックをして紅糯米(日本でいう赤もち米)がよく発酵するようにします。そして最後に、ガラス瓶の外側を自分好みに装飾すれば完成です。これで唯一無二の酒釀(甘酒のようなもの)を作ることができます。この体験活動が終わっても、地元の特産品を楽しみながら午後も楽しむことができます。
＊富興パイナップルパーク：爽やかなパイナップルの香りを楽しもう！
（農家の方よりパイナップルパークの説明 撮影：EN9OY）
私たちは午後に乗馬体験をした後、瑞穗鄉の富興パイナップルパークに行きました。富興区は全台湾で最も大きいパイナップルの産地であり、更には全台湾で最も大きい平地植林地域も所持しています。ここに旅行で来られた方々は小さな列車に乗って田舎道と畑や果樹園を行き来することができます。
富興地域の文化、歴史、パイナップル産業について学べるだけでなく、公園内には様々なアートや風景を見ることができます。その他にもエビを捕まえる体験や、美しい写真を撮ることができます。
とても暑い7月最大の楽しみは、ひんやりとした爽やかなものを味わうことですが、公園では”パイナップル丸ごと”ふんだんに使って作ったかき氷を楽しむことができます。これを食べれば１日暑くて疲れ切った身体もみるみるうちに回復します。
＊瑞雄溫泉(豐盛山莊)：黄金の天然温泉！
（温泉旅館で記念写真 撮影：EN9OY）
自転車を50キロほど走らせた後、私たちは2日目の夜に泊まる温泉に到着しました。ここは瑞穗鄉で最初にできた温泉旅館です。ダブルルームには独立した”炭酸塩水”の温泉プールがあります。水や外観を黄金色に表現しているこの旅館で最も有名な”黄金温泉”では見た目が美しいことはもちろん、ここに訪れた方々の疲労を回復してくれます。
EN9OY部隊のように花蓮で自然や伝統文化体験をしながら自転車を走らせるのも新しい発見ができて旅行をより豊かなものにしてくれるかもしれませんね！
原文∕李宇婕
出典：遊譜YOUPUT
