台湾留学 驚いたこと【生活編】

留学

みなさんこんにちは!台湾のメイメイです!
今回は以前の「台湾留学 驚いたこと【授業編】」に引き続き、【生活編】をお送りします。【生活編】といっても大学の中だけでも日本との違いがたくさんあるので、今回は「大学」に関わりのあるもののみを厳選して紹介していきたいと思います!

1. 寮暮らし・キャンパスが街・週末は実家

みなさんは中国や台湾の学生ドラマを観たことがありますか?私は留学前に何本か見ていて、ずっと「ルームメイトのいる寮生活」に憧れていました。というのも、中国や台湾の多くの学生は、大学生になると家を出て大学内の寮で生活を始める人が多いのです。特に台北は台湾各地から学生が集まるため、その割合が高いようです。
寮は抽選方式のため、外れてしまった人はキャンパス近くの場所で一人暮らしをするのですが、私が出会った台湾人の8割寮住みか一人暮らしをしています。

(ちなみに私の寮は5か月約50000円と、破格です。ですがその分とても汚く、最初にして最大のカルチャーショックは衛生面でした。)

このような理由から、大学のキャンパス内には食品を売る生協、スポーツ用品店、コンタクト屋、クリーニング屋さん等々、日本の大学ではなかなか見かけない、生活に寄り添ったお店がたくさんあります。またキャンパスを出てすぐに大学と提携している病院があるなど、学生のサポート体制はバッチリです。

左から
クリーニング屋、時計・コンタクト屋、スポーツ用品屋です。

このような環境、そして外食文化があり、学生が寮暮らし/一人暮らしをする場所としては不自由ない台湾ですが、実は多くの学生が週末になると実家へ帰ります。金曜日の夜、または土曜日の朝に出発して、日曜の夜や月曜に寮に戻ってきます。実家が遠い(台北からの場合、台中以南・台東等)学生もいますが、私の感覚としてはそのような人でも4日以上の連休があれば、夏休みや冬休みでなくとも実家に帰って行きます。

私が初めてこの現象を目にした時は、「なぜ?」と思いました。毎週実家に帰るなんて時間もお金もかかるだろうに…と。ですがこれには、「家が恋しい」「家でゆっくり休みたい」「生活費を受け取りに行かなければならない」など、様々な理由があるようです。
平日は授業ギリギリまで寝ていられ、夜は終電を気にせず友達と夜まで過ごせ、週末は家族のもとでゆっくり…。学生生活を充実させられるだけでなく、家を出ても家族との時間をしっかりと維持できる、日本人大学生からするとちょっぴり羨ましい生活方式だなと思います。

2. サークルがガチ

日本の大学のサークルのイメージと言えば、まずは「ゆるい」が浮かぶのではないでしょうか?また、名前とは少し異なる活動をするサークルがあるのも日本では当たり前であるように感じます(笑)。
もしこのイメージで台湾のサークル(社團)に入ると、「何か違うな…?」という感覚に陥ると思います。私が特に特徴的だと感じたことは「先生がいる」ということです。日本のサークルのような名ばかりの顧問ではなく、コーチに近い存在の先生・外部の人・または先輩がいらっしゃり、きちんと指導してくれます。
私は前学期琴サークルに加入していましたが、きちんと「老師(先生)」がいて、毎週の活動は「上課(授業)」と呼ばれていました。大学によっても異なるとは思いますが、台湾のサークルは日本のサークルと部活の中間のような存在だと感じています。

3. 図書館がたくさんある

政治大学には、私が知る限り4つの図書館があります。キャンパス内のメインとなる図書館、やや小さめの図書館2つ、そしてオフキャンパスの図書館です。オフキャンパスの図書館は、台湾で最も美しい図書館の1つと言われており、楽曲のMVにも起用されるなど有名です。

とても美しい達賢圖書館。
MVはこちらから。

来たばかりのころは、「なぜこんなにも多いのだろう?」と疑問に思っていました。もちろん、資料が多ければ多いほど大学としての価値が高まるという理由はあると思います。しかしそのような学術的な理由以外に、「台湾の学生は図書館で休み時間を過ごす」という理由も挙げられると思います。というのも、午後の13時〜16時辺りの時間帯の図書館は、課題や昼寝をしている学生で溢れているのです。授業の合間に家や寮に戻るのは面倒な彼らにとって、充電用コンセントソファのある図書館は格好の勉強・休憩場所なのです。

さらにオフキャンパスの図書館には、ミーティングルーム創作ルーム(3Dプリンター等があります)、座布団席、そしてなんと、Switchで遊べるスペースがあるなど、もはや大学の図書館の範囲を超える充実した設備が揃っています。

大自然を目の前に勉強できるスペースも。
設計に工夫を感じます。

このように、台湾の大学における図書館は「読書をする場所」としてのみならず、「学生生活を全力でサポートする場所」として機能しており、学生生活に欠かせないものになっています。

4. 頻繁に開催されるマーケット

山の上の寮から授業を受けるため下山すると、「なんだか賑やかだな」という時があります。そのような時は「市集(シージー)」と呼ばれるマーケットが開催されています。
マーケットの内容は、その時によって異なります。政治大学特有の「〇〇祭」という時もあれば、季節もの(クリスマスマーケット等)の時もありますし、3月には就職イベントを兼ねたマーケットもありました。出店はキッチンカー、アクセサリー、手作りお菓子など様々です。前学期は少なくとも1か月に1回は開催されていました。
授業で忙しく、且つ昼食ももちろん外食の台湾人にとっては、マーケットはいつもと違う食べ物が食べられる、楽しく貴重な機会になっていると思います。

大混雑のクリスマスマーケット。
学生による出店もあり、1年で最も賑やかなマーケットです。

5. 学生割引がアツい 学部ごとも

最後に、大学周辺のお店の割引情報についてです。大学付近のお店がその大学の学生に対して割引メニューを販売することは、日本でもよくあることだと思います。政治大学付近のある火鍋のお店では、政治大学の学生証を見せるだけでお肉1皿を無料でもらえる、という太っ腹なサービスを提供しており、週末は多くの学生で賑わいます。

5人で行き4人が学生証を提示したので計9皿のお肉が並びました。
これでも値段はなんと、1人1500円以下!

しかし台湾には少し変わった割引方法もあります。それは、学部による割引です。例えばある鍋のお店は、「今学期は法学部、歴史学部、英語学部の学生が無料でたまごトッピング可!」としています。またこれは食べ物に限らず、印刷屋さんでも見かけました。これはどうやら、学期ごとに学部単位で飲食店等に契約のお願いをしに行くからだそうです。学生全員に割引は痛い!というお店でも受け入れやすい条件で、お互いウィンウィンの契約なのでしょう。もし台湾へ留学予定の方がいらっしゃれば、大学近くの学生割引はいち早くチェックすることをおすすめします!


 

以上、私が台湾留学生活の中で発見した、ちょっと驚いたこと5選でした!地区や大学によって異なることも多いことをご了承のうえ、留学予定の方はぜひ参考にしてみてください。また余談ですが、衛生面(虫、カビ、ダニ等)に関しては日本より良い国は無いと言っても過言ではないので、万全の対策をしていくことをおすすめします!

それでは、下次見~!

 

 

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